Accessを使用した売上データ集計方法:テーブルの結合とクエリ作成

データベース

複数のテーブルを組み合わせて、売上データを週別、店舗別、分類コード別、分類名別、商品別に集計する方法を解説します。特に、Access初心者の方に向けて、必要なテーブルの結合方法やクエリの作成手順をわかりやすく説明します。

1. 必要なテーブルとその関係

まずは、使用するテーブルを整理しましょう。以下が使用するテーブルのリストです。

  • テーブル1~3:各週の売上データ(売上数、売上高)
  • テーブル4:商品情報(JANコード、商品名、分類コード)
  • テーブル5:分類名(分類コード、分類名)
  • テーブル6:店舗情報(店舗名)

これらのテーブルを組み合わせて、求めるデータを抽出するために、どのテーブルを結合すべきかを決定します。

2. クエリの設計

必要な情報を得るためには、複数のテーブルを結合し、適切なフィールドを選択して集計を行うクエリを作成する必要があります。

以下のような結合を行います。

  • テーブル1~3(各週の売上データ)をJOINで結合し、各週の売上数と売上高を取得します。
  • テーブル4(商品情報)をJOINして、商品に関連する分類コードと商品名を取得します。
  • テーブル5(分類名)をJOINし、分類コードに対応する分類名を取得します。
  • テーブル6(店舗情報)を使用して、店舗別に売上データを集計します。

3. クエリの実行と集計方法

クエリを作成した後、Excelにエクスポートする準備を整えます。集計を行うためには、GROUP BY句を使用して売上数や売上高を店舗や商品別に集計することが重要です。

集計例として、週別や店舗別の売上高を出力するために、以下のようなSQL文を作成します。

SELECT 店舗名, 商品名, SUM(売上数) AS 売上数, SUM(売上高) AS 売上高
FROM 売上テーブル
JOIN 商品情報テーブル ON 売上テーブル.JANコード = 商品情報テーブル.JANコード
JOIN 分類名テーブル ON 商品情報テーブル.分類コード = 分類名テーブル.分類コード
GROUP BY 店舗名, 商品名
ORDER BY 店舗名, 商品名;

4. 集計結果をExcelにエクスポートする

Accessで作成したクエリの結果をExcelにエクスポートする方法は非常に簡単です。クエリを実行した後、エクスポートオプションを使用して結果をExcelに出力できます。これにより、さらに詳細な集計や加工を行うことが可能です。

5. まとめ

Accessを使用して、複数のテーブルを結合し、週別、店舗別、分類別の売上データを効率よく集計する方法を学びました。適切なクエリを作成し、集計結果をExcelにエクスポートすることで、データ分析がしやすくなります。初心者でもステップバイステップで理解できるように、テーブルの結合と集計方法を解説しました。

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