動画データの容量計算は、高校の情報科の問題でよく出題されます。特に、フレームサイズやビット深度、フレームレート（fps）などの要素を使って、USBメモリにどれくらいの時間の動画が記録できるかを求める問題です。この記事では、このような問題を解くための方法を解説します。
1. 問題の条件を確認する
まず、この問題で与えられている情報を整理しましょう。以下の情報が与えられています。
- フレームサイズ：640×480ピクセル
- ビット深度：24ビット（フルカラー）
- フレームレート：30fps（1秒間に30フレーム）
- USBメモリの容量：16GB
この情報を使って、動画1秒あたりのデータ量を求め、その後USBメモリに記録できる時間を計算します。
2. 1フレームのデータ容量を求める
1フレームのデータ容量を求めるためには、フレームサイズ（640×480ピクセル）とビット深度（24ビット）を使います。
1フレームのピクセル数：640×480 = 307,200ピクセル
ビット深度：24ビット = 3バイト（1バイトは8ビット）
1フレームのデータ容量は。
1フレームの容量 = 307,200ピクセル × 3バイト = 921,600バイト
3. 1秒あたりのデータ容量を求める
次に、30fpsの動画データが1秒間にどれくらいの容量を使用するかを計算します。
1秒間のデータ容量 = 921,600バイト × 30フレーム = 27,648,000バイト
1秒あたりのデータ容量は、27,648,000バイト、つまり約27.6MBとなります。
4. USBメモリに記録できる時間を計算する
USBメモリの容量は16GBです。この容量をバイトに変換すると。
16GB = 16 × 1024MB = 16,384MB
次に、1秒あたりのデータ容量を使って、USBメモリに記録できる時間を求めます。
記録できる時間（秒） = 16,384MB ÷ 27.6MB ≈ 593.5秒
これを分に変換すると。
記録できる時間（分） = 593.5秒 ÷ 60 ≈ 9.9分
5. まとめ：計算のポイント
この問題を解くためには、動画データの容量を段階的に計算することが重要です。まず1フレームの容量を計算し、それを元に1秒間のデータ容量を算出します。最後に、USBメモリの容量を使って記録できる時間を求めることで、16GBのUSBメモリに記録できる動画の長さがわかります。この計算結果から、約9.9分の動画が記録できることがわかります。
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