パワーポイントでプレゼンを行う際、発表画面が2分割されて表示されることがあります。左側にはスライドの一覧が表示され、右側には実際に発表するスライドが表示されます。このような表示が気になる場合、スライドをフルスクリーンで表示して発表画面を1面に拡大する方法を知っておくと便利です。この記事では、発表時に画面を1面に拡大する方法について解説します。
パワーポイントの「スライドショー」ビューの設定
まず、パワーポイントの「スライドショー」ビューに切り替えて、発表中の画面表示を調整します。このビューでは、スライドが画面いっぱいに表示され、発表者はスライドのみを見ることができます。
スライドショーをフルスクリーンで表示するためには、以下の手順を試してみてください。
- パワーポイントを開き、スライドショーを表示する。
- 「スライドショー」タブを選択し、「最初から」または「現在のスライドから」を選んで発表を開始する。
この設定により、発表中に左側のサムネイルやスライドの順番は非表示になります。
「発表者ツール」を使ってプレゼンを拡大する
パワーポイントには「発表者ツール」という便利な機能があります。このツールを使用すると、発表者が次のスライドやメモを確認できる画面が表示され、視覚的にスムーズにプレゼンを進めることができます。発表者ツールを使用する際にも、発表者の画面だけを1面に拡大する方法があります。
発表者ツールを有効にするには、以下の手順を実行します。
- 「スライドショー」タブをクリックし、「発表者ツールを使用する」にチェックを入れます。
- 「スライドショー」ビューに切り替えると、左側のサムネイルやスライド順は非表示になり、発表者は現在のスライドに集中することができます。
この設定により、発表中の画面は発表者に必要な情報を隠さず、スライドにのみ集中できる環境を提供します。
複数のモニターを使う場合の画面表示設定
複数のモニターを使って発表を行う場合、1つの画面にはスライドショーを表示し、もう1つの画面には発表者ツールを表示することができます。この設定を活用すると、発表者は次のスライドやノートを確認しつつ、オーディエンスにはフルスクリーンでスライドを見せることができます。
この場合、以下の設定を行う必要があります。
- 「ファイル」タブを開き、「オプション」を選択します。
- 「スライドショー」を選び、「発表者ツールを使用する」のチェックを確認します。
- 「複数のモニター」の設定で、「2番目のモニターでスライドショーを表示」を選びます。
これにより、2つの画面を使って効率的にプレゼンができます。
発表後にスライドの表示を変更する方法
プレゼン後に、スライドの表示方法を変更したい場合もあります。例えば、スライドショーが終了した後、発表者用の画面が消え、全スライドをフルスクリーン表示にすることができます。
スライドショー終了後、以下の手順を実行すると、スライドを簡単に再表示できます。
- 「スライドショー」タブを選び、「最初から」をクリックする。
- これにより、スライドが再度全画面で表示されます。
まとめ
パワーポイントで発表する際に画面を1面に拡大する方法について、いくつかの設定方法を紹介しました。発表者ツールを活用したり、スライドショー設定を調整することで、スムーズなプレゼンを実現できます。また、複数のモニターを使った設定を活用することで、発表者の視界を改善し、さらに効率的にプレゼンを進めることができます。
これらの方法を使って、パワーポイントでの発表をより効果的に行いましょう。
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