ダヴィンチリゾルブで横動画を縦動画に変換する方法

動画編集ソフト「ダヴィンチリゾルブ」では、横向き（ランドスケープ）の動画を縦向き（ポートレート）の動画に変換することができます。このプロセスを理解し、必要に応じて簡単に適用する方法について解説します。

ダヴィンチリゾルブで動画の向きを変更する理由

近年、スマートフォンで縦型動画が主流となり、SNSやストーリーズなどで頻繁に使われています。そのため、横向きの動画を縦型に変換する需要が高まっています。

ダヴィンチリゾルブは非常に強力な編集ツールで、これを使えば簡単に動画の向きを変えることができます。特に、解像度やアスペクト比を変えたくない場合には、動画の回転だけを行う方法が有効です。

まずは、ダヴィンチリゾルブを開いて動画ファイルをタイムラインに追加しましょう。次に、以下の手順で縦型動画への変換を行います。

タイムラインに動画を追加：編集したい横向きの動画をインポートし、タイムラインにドラッグ&ドロップします。
カスタム解像度の設定：「ファイル」メニューから「プロジェクト設定」を開き、「マスター設定」セクションで解像度を縦型（例：1080×1920）に設定します。
動画の回転：タイムライン上の動画を選択し、「インスペクター」から「回転」オプションを探します。そこで動画を90度回転させ、縦向きにします。
フレームの調整：回転後、動画の中心に合わせるために「位置」や「スケール」を調整して、縦動画として適切に表示されるようにします。

動画を縦型に変更する際には、いくつかの点に注意する必要があります。

コンテンツの構図：横型の動画から縦型に変換する場合、重要な部分が画面外に切れてしまうことがあります。動画を回転させる前に、画面内に収めるべき要素が中心に配置されているか確認することが大切です。
解像度の調整：縦型の解像度は横型の解像度と異なるため、必要に応じてスケールやクロップを調整して、動画の画質を最適化しましょう。
視覚的なバランス：縦型動画では、画面の縦横比が変わるため、動画の中心や周辺の要素に配慮して視覚的にバランスを取ることが求められます。