NASの共有フォルダに接続中のユーザーやIPアドレスを確認する方法【バッファローLS720DNB6BC】

ネットワーク技術

バッファローのNAS(LS720DNB6BC)をファイルサーバーとして使用している場合、シャットダウン前に接続中のユーザーやIPアドレスを確認しておきたいことがあります。特に、工事やメンテナンスなどで予期せぬ停止を行う場合、誰が接続しているかを事前に確認することは重要です。本記事では、NASに接続中のユーザー情報を確認する方法を解説します。

1. NAS管理ソフト「NAS Navigator2」の利用

バッファローのNASを管理するためのソフトウェア「NAS Navigator2」では、ネットワークに接続されたデバイスやユーザーを簡単に確認することができます。まずは、このツールを使って現在接続中のデバイス情報を取得する方法をご紹介します。

「NAS Navigator2」を開き、対象のNASデバイスを選択します。その後、管理画面にアクセスし、「接続中のユーザー」や「ネットワークの利用状況」などの項目から、接続中のIPアドレスやデバイス名を確認することが可能です。

2. コマンドラインから接続中のユーザーを確認する方法

もし「NAS Navigator2」を使って情報を確認できない場合や、より詳細な情報を確認したい場合は、コマンドラインを使って接続中のユーザーを確認することができます。LinuxやUnix系のシステムでは、次のコマンドを使って、現在接続中のユーザーを確認できます。

netstat -an | grep :139

上記コマンドを実行することで、現在ファイル共有に使用されているポート(通常は139や445)に接続しているユーザーのIPアドレスを確認できます。

3. 共有フォルダにアクセスしているIPアドレスの確認方法

ネットワークに接続されているデバイスやIPアドレスを確認する別の方法として、Windowsの「イベントビューア」や「リソースモニタ」を使用する方法があります。これらのツールを使って、NASに接続されているIPアドレスを追跡することが可能です。

イベントビューアでは、「セキュリティログ」を確認することで、特定の共有フォルダにアクセスしたユーザーやIPアドレスを確認できます。また、リソースモニタを使えば、接続元のIPアドレスを特定のプロトコルやポート番号ごとにフィルタリングして表示できます。

4. 事前確認の重要性とトラブル回避

シャットダウン前に接続中のユーザーやIPアドレスを確認することは、トラブルを未然に防ぐためにも重要です。特に、業務中のデータ処理が行われている場合、誤って接続を切断してしまうと、業務に支障をきたす可能性があります。

確認作業は、NASをシャットダウンする前に行い、必要に応じてユーザーに通知して、業務の影響を最小限に抑えるようにしましょう。

5. まとめ

バッファローのNASを使用する際、接続中のユーザーやIPアドレスを事前に確認する方法はいくつかあります。管理ソフト「NAS Navigator2」を使う方法や、コマンドラインやイベントビューアを使って詳細な情報を把握する方法を紹介しました。

これらの方法を活用して、NASをシャットダウンする前に安全に接続状態を確認し、トラブルを防ぐことができます。業務や工事などで一時的にシャットダウンが必要な場合は、事前に確認作業を行うことをおすすめします。

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