Excelなどのスプレッドシートで使用するROUNDDOWN関数は、小数点以下を切り捨てて指定した桁数に調整する際に非常に便利です。この記事では、ROUNDDOWN関数を使って小数をどのように切り捨てるのか、特に「1.9」を「1」にするケースについて解説します。
ROUNDDOWN関数とは?
ROUNDDOWN関数は、指定した数値を指定された桁数まで切り捨てる関数です。例えば、ROUNDDOWN(3.14159, 2)は「3.14」を返します。この関数の特徴は、四捨五入ではなく切り捨てであることです。
この関数は、主に数値を扱う際に使われ、例えば金額の計算で「端数を切り捨てたい」といった場面で活用されます。ここでは、「1.9」を整数に切り捨てる方法について詳しく見ていきます。
ROUNDDOWN関数で小数を切り捨てる方法
ROUNDDOWN関数は、次のように使います:
ROUNDDOWN(計算式, 桁数)。ここで、「計算式」は対象となる数値や計算式で、桁数は切り捨てたい小数点以下の桁数を指定します。
例えば、ROUNDDOWN(1.9, 0)と入力すると、小数点以下が切り捨てられて「1」となります。この場合、計算式「1.9」に対して小数点以下の部分(.9)が切り捨てられるため、最終的な結果は整数「1」になります。
実際の計算式の例
具体的な例を見てみましょう。例えば、「ROUNDDOWN(1.9, 0)」と入力した場合、Excelは次のように計算します:
計算式 1.9 は「1.90」と表示されますが、切り捨ての操作によって「1」となり、小数点以下の9は無視されます。
また、ROUNDDOWN関数は、負の数にも対応しています。例えば、ROUNDDOWN(-1.9, 0)は「-2」になります。この場合、-1.9は切り捨てられて-2に調整されます。
ROUNDDOWN関数とROUND関数の違い
ROUNDDOWN関数と混同しやすいのが、ROUND関数です。ROUND関数は、指定した桁数で四捨五入を行う関数です。例えば、ROUND(1.9, 0)は「2」に切り上げられますが、ROUNDDOWN(1.9, 0)は「1」に切り捨てられます。
このように、ROUNDDOWN関数は小数点以下の数値を「切り捨てる」のに対して、ROUND関数は四捨五入を行うため、用途に応じて使い分けることが重要です。
まとめ:ROUNDDOWN関数で小数を切り捨てる方法
ROUNDDOWN関数は、数値を指定した桁数まで切り捨てるための非常に便利な関数です。例えば、ROUNDDOWN(1.9, 0)を使うと、小数点以下が切り捨てられて「1」となります。四捨五入ではなく、確実に切り捨てたい場合にはこの関数を使用するのが最適です。
数値の計算や端数処理を行う際に、ROUNDDOWN関数を使いこなすことで、より正確な結果を得ることができます。
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