アレイフォーミュラとSUM関数を組み合わせて空白セルを除外する方法

Office系ソフトウェア

Excelでアレイフォーミュラを使用してSUM関数を適用し、空白セルを除外したい場合、いくつかの工夫が必要です。今回は、アレイフォーミュラとSUM関数を正しく組み合わせ、さらに空白セルを無視する方法をご紹介します。

アレイフォーミュラとは?

アレイフォーミュラ(配列数式)は、複数のセルに対して一度に計算を行うExcelの強力な機能です。通常の数式では個々のセルに対して計算を行いますが、アレイフォーミュラを使用すると、指定した範囲のすべてのセルに一括で計算を適用できます。

アレイフォーミュラは、Excelで高度な計算を行いたい場合に非常に便利ですが、設定が少し難しいため、使い方を正しく理解することが大切です。

SUM関数とアレイフォーミュラの組み合わせ

ExcelでSUM関数を使う際、範囲内のすべての数値を加算するのが基本ですが、もし計算対象のセルが空白であれば、結果が「ゼロ」として返されることがあります。

これを回避するためには、アレイフォーミュラと組み合わせて、空白セルを無視するように設定することができます。例えば、以下のような数式を使うことができます。

=SUM(IF(C2:C15<>"", C2:C15, 0))

この数式では、C2:C15の範囲内で空白でないセルだけを合計します。空白セルは無視され、結果として正しい合計が得られます。

空白セルを無視するためのアレイフォーミュラの活用

空白セルを無視して計算を行いたい場合、上記のようにアレイフォーミュラを利用します。この方法では、セルにデータが入力されている場合のみ計算を行い、空白セルがある場合はそれを除外して合計を求めることができます。

アレイフォーミュラを入力する際は、Ctrl + Shift + Enterキーを同時に押して入力します。この操作を行うことで、Excelがアレイフォーミュラとして処理し、計算が適切に行われます。

実際の手順でアレイフォーミュラを適用する方法

具体的にどのように設定すればよいのか、手順を簡単に説明します。

  1. まず、計算したい範囲を選択します(例:C2:C15)。
  2. 次に、数式バーに「=SUM(IF(C2:C15<>"", C2:C15, 0))」と入力します。
  3. 数式を入力したら、Ctrl + Shift + Enterを押してアレイフォーミュラとして確定します。

これで、空白セルを無視して合計が表示されるようになります。

まとめ:アレイフォーミュラを使った空白セル除外

ExcelのアレイフォーミュラとSUM関数を組み合わせることで、空白セルを無視した合計を求めることができます。数式を正しく入力し、アレイフォーミュラとして確定することで、簡単に求めることができるため、非常に便利です。

この方法を使えば、無駄な計算を排除し、正確な集計を行うことができます。ぜひ試してみてください。

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