コマンドプロンプトの初期ディレクトリを変更する方法

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Windowsのコマンドプロンプトを開いたときに表示されるディレクトリを変更する方法を紹介します。デフォルトではユーザーフォルダ(例: C:\Users\ユーザー名)が表示されますが、特定のフォルダを初期ディレクトリに設定することが可能です。

1. 一時的にフォルダを変更する方法

コマンドプロンプトを起動後、一時的にディレクトリを変更するには、cdコマンドを使用します。

cd \新しいフォルダのパス

例えば、D:\Projects に移動する場合:

cd D:\Projects

ドライブが異なる場合は、まず対象のドライブに移動する必要があります。

D:

2. ショートカットを作成して特定のフォルダから起動する方法

頻繁に特定のフォルダを使用する場合、ショートカットを作成すると便利です。

  • デスクトップ上で右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」を選択
  • 「項目の場所」に以下のように入力: cmd.exe /k cd \新しいフォルダのパス
  • 「次へ」をクリックし、ショートカット名を設定
  • 作成したショートカットを実行すると、指定したフォルダでコマンドプロンプトが開く

3. レジストリを編集してデフォルトディレクトリを変更する方法

コマンドプロンプトのデフォルトの起動フォルダを変更するには、レジストリを編集する方法もあります。

注意: レジストリの編集を誤るとシステムに影響を与える可能性があるため、慎重に行ってください。

  • Win + R を押し、「regedit」と入力してレジストリエディタを開く
  • 次のパスへ移動: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor
  • 「AutoRun」という文字列値を作成(既にある場合は編集)
  • 値のデータに cd /d \新しいフォルダのパス を入力
  • レジストリエディタを閉じ、コマンドプロンプトを再起動

4. まとめ

コマンドプロンプトの初期ディレクトリを変更する方法には、以下の3つの方法があります。

  • 一時的な変更: コマンドプロンプト内で cd コマンドを使用
  • ショートカットの作成: 特定のフォルダを開くショートカットを作成
  • レジストリの編集: デフォルトの起動ディレクトリを変更(上級者向け)

用途に応じて適切な方法を選び、効率よく作業を進めましょう。

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