HiRDBでの文字列操作について、特定の文字列を先頭から空白で埋める方法と、前後の空白を一発で削除する方法について解説します。
HiRDBでLPADの代替方法
OracleのLPAD()
関数は、指定した長さまで文字列を埋めるために使用できますが、HiRDBにはLPAD()
関数が存在しません。その代替方法として、REPEAT()
関数とSUBSTR()
関数を組み合わせて利用できます。
実装方法
以下のようなSQLを使用することで、先頭に指定した数の空白を追加できます。
SELECT SUBSTR(REPEAT(' ', 6) || 'abc', LENGTH('abc') + 1, 6) FROM hoge;
解説:
REPEAT(' ', 6)
– 空白を6回繰り返して生成|| 'abc'
– 文字列を連結SUBSTR(..., LENGTH('abc') + 1, 6)
– 必要な長さの部分を取得
HiRDBで前後の空白を削除する方法
Oracleでは、LTRIM()
とRTRIM()
を組み合わせることで、文字列の前後の空白を削除できます。HiRDBでは、同様のアプローチが可能ですが、HiRDBのバージョンによってはTRIM()
関数が利用できる場合があります。
方法1: LTRIMとRTRIMの組み合わせ
一般的に、以下のように記述します。
SELECT RTRIM(LTRIM(文字列)) FROM テーブル名;
方法2: TRIM() を使用(HiRDBのバージョンによる)
HiRDBのバージョンによっては、TRIM()
関数が利用できる場合があります。
SELECT TRIM(文字列) FROM テーブル名;
まとめ
HiRDBでは、OracleのLPAD()
のような関数は提供されていませんが、REPEAT()
とSUBSTR()
を組み合わせることで代替できます。また、LTRIM()
とRTRIM()
を使えば前後の空白を削除できます。
HiRDBのバージョンによってはTRIM()
が利用可能な場合もあるので、環境に応じて適切な方法を選びましょう。
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