Buffalo NAS LS210DでWEBアクセスができない原因と解決方法

ネットワーク技術

BuffaloのNAS(LS210Dシリーズ)でWEBアクセスがうまくいかない問題は、特に自宅のルーター設定やインターネット接続に関連することが多いです。この記事では、NASを外部からアクセスできるように設定する方法と、よくあるトラブルシューティングのポイントを解説します。特に、ポートフォワーディングやDNS設定、ルーター設定に焦点を当て、エラーの解決方法を提案します。

1. ポートフォワーディングの設定

NASにWEBアクセスするためには、ルーターのポートフォワーディング設定が必要です。NASがインターネット経由でアクセスできるように、正しいポート番号を指定する必要があります。

まず、ルーターにアクセスし、ポートフォワーディング設定を開きます。次に、NASの固定IPアドレス(例:192.168.2.91)と、Webアクセスに必要なポート番号(通常は9001)を指定します。

ポイントとしては、TCPとUDPの両方のポートを開放することです。また、ポート番号を変更する場合は、NAS側でも同様にポート番号を更新する必要があります。

2. BuffaloNAS.comの設定確認

BuffaloのNASには、外部からアクセスするために「BuffaloNAS.com」サービスを利用する方法があります。この機能を有効にすることで、インターネット越しにNASにアクセスできるようになります。

まず、NASの管理画面で「BuffaloNAS.com」の登録機能を有効にし、専用のキーを取得します。これにより、インターネット越しの接続が可能になります。しかし、これを有効にしたにもかかわらずアクセスできない場合は、設定ミスやDNSサーバーの問題が考えられます。

3. DNS設定の確認

DNS設定が正しくないと、インターネット経由でNASにアクセスできなくなります。特に、「BuffaloNAS.com」のサービスを使用する場合、DNSサーバーの設定が重要です。

もしDNSサービスホスト名の入力ができない場合は、手動でNASの固定IPアドレス(例:192.168.2.91)を入力することを試みます。設定を保存した後も問題が解決しない場合、DNSサーバーの設定が正しいか確認し、必要に応じてプロバイダに問い合わせてみましょう。

4. ルーターのUPnP設定

UPnP(Universal Plug and Play)は、ネットワーク機器が自動的にポートを開放する機能ですが、時にはこの設定が原因でNASへのアクセスに問題を生じることがあります。特に、「BuffaloNAS.com」のサービスを使用している場合、UPnP機能が影響を与えることがあります。

そのため、UPnP機能を無効にすることで、NASへのアクセスが改善される場合があります。この設定は、NASの設定画面から「UPnP」の項目を探し、「無効」に設定することで変更できます。

5. セッションの排他設定

Webアクセスの設定中に、「セッション排他」や「セッション有効時間」の設定が問題を引き起こしていることもあります。特にセッション排他が有効になっている場合、複数のデバイスからの同時アクセスに制限がかかり、接続ができないことがあります。

「セッション排他」を無効にすることで、複数のデバイスから同時にNASにアクセスできるようになります。この設定はNASの管理画面で変更することができますので、設定を確認し、必要に応じて変更を加えましょう。

まとめ: NASのWEBアクセス設定を成功させるために確認すること

BuffaloのNAS(LS210Dシリーズ)でWEBアクセスができない問題は、設定ミスやネットワーク環境に起因することが多いです。特に、ポートフォワーディング、DNS設定、UPnPの設定などが重要なポイントとなります。

設定を再確認し、必要な設定を修正することで、外出先からのNASへのアクセスが可能になります。もし設定を変更した後でも問題が解決しない場合は、インターネットサービスプロバイダに問い合わせることも検討しましょう。

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