UEFI設定リセット後にPCが起動しない問題を解決する方法

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UEFI設定をリセットした結果、PCが起動しなくなったり、UbuntuやWindowsのインストールに失敗する問題は、BIOSやUEFI設定に関連する問題が原因である可能性が高いです。この記事では、この問題を解決するための手順を詳しく解説し、UEFI設定の適切な変更方法をご紹介します。

1. UEFI設定リセット後のPCが起動しない原因とは?

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)設定をリセットすると、ハードウェアの初期設定が変更されるため、システムが正しく起動しないことがあります。特に、SATAモードやセキュアブート、ブート順序の設定ミスなどが原因となることが多いです。これらの設定は、OSやストレージデバイスが正しく認識され、起動できるかどうかに大きく影響します。

2. UEFI設定の見直しポイント

問題を解決するためには、以下のUEFI設定を確認し、必要に応じて調整することが重要です。

SATAモードの設定

UEFI設定内の「SATA Mode」の設定は、システムの起動に影響を与える重要な項目です。通常、AHCIモードを使用するのが一般的ですが、以前の設定によっては、RAIDRST(Intel Rapid Storage Technology)モードが使用されている場合もあります。

もし、UbuntuやWindowsが起動しない場合は、AHCIモードに変更することをおすすめします。SATAモードを変更した後、OSの再インストールや修復が必要になることがありますので、その点も考慮してください。

セキュアブートの確認

セキュアブートが有効になっていると、UbuntuやWindowsの一部のバージョンが正しく起動しない場合があります。特に、Ubuntuではセキュアブートが有効だと、ドライバやカーネルの署名の問題で起動に失敗することがあります。

セキュアブートを無効にすることで、問題が解決することがあります。UEFI設定内で「Secure Boot」を無効に設定し、再起動してみましょう。

3. ブート順序の確認

ブート順序が正しく設定されていない場合、PCは正しいストレージデバイス(SSDやUSBドライブ)から起動できません。UEFI設定内で「Boot Order」や「Boot Priority」を確認し、UbuntuやWindowsをインストールしたデバイスが最初に起動するように設定しましょう。

USBブートの設定

USBから起動しようとする場合、UEFI設定で「USB Boot」を有効にする必要があります。また、USBドライブを使用してUbuntuやWindowsをインストールする際、UEFIモードでブートする必要があることも考慮してください。特に、Legacy Bootが有効になっていると、USBからのブートに失敗することがあります。

4. BIOS/UEFI設定をリセットする方法

UEFI設定をリセットした後、上記の設定を手動で確認して修正するのが基本ですが、もし設定が分からない場合や混乱している場合は、BIOS/UEFIのデフォルト設定に戻すことも有効です。通常、UEFIの設定画面で「Load Defaults」や「Optimized Defaults」を選ぶことで、設定を初期状態に戻せます。

5. まとめと追加のトラブルシューティング

UEFI設定リセット後にPCが起動しない問題は、主にSATAモード、セキュアブート、ブート順序などの設定ミスによるものです。これらの設定を確認・修正することで、問題を解決できる可能性が高いです。もし、設定を変更しても問題が解決しない場合は、UbuntuやWindowsの再インストールを検討することも一つの方法です。

また、他のハードウェア的な問題や、ドライバの問題が影響している可能性もあるため、もしそれらの原因が疑われる場合は、さらに深いトラブルシューティングが必要です。

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