Oracle 19cをインストールしてから、EM Express（Enterprise Manager Express）を使えるようにするには、いくつかのステップが必要です。しかし、コマンドラインを使わずにこれを実現する方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。本記事では、できるだけグラフィカルな方法でOracle 19cをセットアップし、EM Expressを利用する手順を解説します。
Oracle 19cのインストール準備
Oracle 19cをインストールする前に、まずは公式のインストールガイドに従い、必要なパッケージやソフトウェアをインストールすることが重要です。これらの準備が整ったら、インストーラーを使って簡単にインストールを開始できます。
インストールプロセスは、基本的にグラフィカルインターフェースを通じて行えます。Oracleのインストーラーを起動し、画面の指示に従うだけで、特別なコマンドは必要ありません。
Oracle 19cのインストール手順
インストールが始まったら、インストールウィザードに従ってオラクルデータベースを選択します。「Create and Configure a Database」を選択し、必要な設定を入力するだけで、データベースの作成が自動的に行われます。
インストール中に必要な設定項目を入力する際には、GUI上でデータベースの管理者アカウントやパスワードを設定し、Oracleのインストール先を選択します。インストールが完了すると、Oracle 19cが正常に稼働します。
EM Expressの有効化
Oracle 19cのインストール後、EM Expressを有効にするためには、「Database Configuration Assistant (DBCA)」を使用して簡単に設定が可能です。これもGUIを通じて行えるため、コマンドラインを使う必要はありません。
「Database Configuration Assistant」を開いたら、左側のメニューから「Manage Database」を選択し、「EM Expressを有効化」をクリックします。これにより、EM Expressが自動的に設定され、Webブラウザを通じてアクセスできるようになります。
EM Expressへのアクセス方法
EM Expressが有効になったら、ブラウザからOracleデータベースの管理画面にアクセスできます。アクセス方法は、インストール時に設定したポート番号（デフォルトは5500）を利用して、以下のURLにアクセスします。
https://<サーバのIPアドレス>:5500/em
このURLにアクセスすると、EM Expressのログイン画面が表示されます。先ほど設定したデータベース管理者の資格情報でログインし、Oracle 19cのデータベース管理を行います。
まとめとポイント
Oracle 19cのインストールからEM Expressを使用するまでの手順は、基本的にはグラフィカルインターフェース（GUI）を利用することで簡単に行えます。インストール時の設定からEM Expressの有効化、そしてアクセス方法まで、全てGUIベースで完結できるので、コマンドラインを使わずに操作できます。
Oracleのデータベースを管理するための強力なツールとしてEM Expressは非常に便利ですが、その利用には適切な設定とセキュリティの管理が重要です。インストール手順に従い、セキュリティ面にも注意を払いながら、快適なデータベース管理を行いましょう。
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