Unreal Engine 5(UE5)でウィジェットを左クリック一回でドラッグ状態にし、マウスカーソルにウィジェットを追従させるには、ブループリントやC++を使用してイベントを組む必要があります。本記事では、UE5でウィジェットをドラッグするための基本的な実装方法を解説します。
UE5でウィジェットをドラッグするための基本的な流れ
UE5でウィジェットをドラッグするには、まずウィジェットがユーザーの操作を受け付けるように、マウスイベントをトリガーします。特に、左クリックでドラッグを開始し、マウスカーソルの位置にウィジェットを追従させる仕組みが必要です。
これを実現するためには、以下の手順でプログラムを組みます。
手順1: ウィジェットのドラッグ開始イベントを設定する
まず、ウィジェットの「OnMouseButtonDown」イベントを利用して、左クリックが押された時にドラッグを開始する処理を作成します。これにより、左クリックが押された瞬間にウィジェットの位置を更新することができます。
ブループリントでは、ドラッグ操作を開始するために「Set Position」ノードを使用し、マウスの座標に合わせてウィジェットの位置を変更します。
手順2: マウスの移動に合わせてウィジェットを追従させる
次に、マウスの位置にウィジェットを追従させるために、ウィジェットの「OnMouseMove」イベントを使用します。このイベントで、マウスカーソルの位置を取得し、ウィジェットの位置を更新します。
ウィジェットがマウスカーソルに追従するようにするために、マウスの座標に合わせて「Set Position」ノードでウィジェットの位置を更新します。
手順3: ドラッグ終了時の処理を実装する
ウィジェットのドラッグを終了するためには、マウスボタンが離されたタイミングでドラッグ終了の処理を実行します。「OnMouseButtonUp」イベントを使用し、左クリックが放された際にウィジェットのドラッグを停止します。
ドラッグが終了した時には、ウィジェットが静止するように、ウィジェットの座標をそのままにして、以降のマウスイベントを無視するようにします。
まとめ
UE5でウィジェットを左クリックでドラッグするには、マウスのイベントを上手く活用することがポイントです。ウィジェットの位置をマウスの動きに合わせて更新することで、スムーズなドラッグ操作を実現できます。これらの手順を踏むことで、よりインタラクティブで使いやすいUIを作成できます。

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