PCを初期化する際にエラーが発生することがありますが、コマンドプロンプトを使用して問題を解決する方法があります。この記事では、エラーが出た場合でも工場出荷時の状態に戻すための手順をわかりやすく解説します。
コマンドプロンプトでPCを初期化する前に確認すること
まず、PCを初期化する前に、データのバックアップが必要ないことを確認してください。初期化後はすべてのデータが削除され、元に戻せなくなります。また、エラーが発生して初期化できない場合は、何が原因かを把握することが大切です。
もしPCにWindowsの回復オプションが正常に動作しない場合でも、コマンドプロンプトを使って手動で初期化することができます。
コマンドプロンプトを起動する方法
まず、PCを再起動してコマンドプロンプトを起動します。以下の手順に従ってください。
- PCの電源を入れたら、すぐに「F8」キー(または「Shift」+「F8」キー)を押して回復メニューを開きます。
- 「トラブルシューティング」を選択し、次に「詳細オプション」を選びます。
- 「コマンドプロンプト」を選択します。
これで、コマンドプロンプトが開かれます。
コマンドプロンプトで初期化を実行する
コマンドプロンプトが開いたら、以下の手順でPCを初期化できます。
- 「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
- 次に「list disk」と入力し、Enterキーを押してPCに接続されているディスクの一覧を表示させます。
- 初期化したいディスクを選択します。通常、ディスク0がシステムディスクですが、念のため確認してください。「select disk 0」と入力してEnterキーを押します。
- 「clean」と入力してEnterキーを押します。これでディスクが完全にクリーンアップされます。
これにより、PCのディスクは初期化され、すべてのデータが消去されます。
PCを工場出荷時の状態に戻す
ディスクをクリーンアップした後、Windowsのインストールを行います。コマンドプロンプトで「exit」と入力して、コマンドプロンプトを閉じた後、再度PCを再起動します。
次に、「Windowsインストールメディア」を使用して、PCにWindowsを再インストールします。USBメモリやDVDなどにインストールメディアを作成して、それをPCに挿入し、再起動します。インストール画面が表示されたら、指示に従ってインストールを完了させてください。
まとめ
コマンドプロンプトを使ってPCを初期化する方法は、エラーが発生した場合でも有効な手段です。手順に従って、ディスクのクリーンアップからWindowsの再インストールまで行うことで、PCを工場出荷時の状態に戻すことができます。これらの手順を実行する前に、重要なデータがないことを再確認してから行うようにしましょう。
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