FortiGate SSLVPNとSecureMatrixによる二要素認証の構成方法

セキュリティ

FortiGateのSSLVPN機能を使用して社内システムに接続する際、SecureMatrixによる二要素認証を組み合わせることでセキュリティを強化する方法について詳しく解説します。ここでは、FortiGate、SecureMatrix、認証サーバ、およびGSBサーバの役割を明確にし、SSLVPN接続時の認証フローを理解します。

FortiGate SSLVPNとSecureMatrixの概要

FortiGateのSSLVPNは、リモートアクセスVPNソリューションであり、外部から安全に社内ネットワークに接続するための機能です。一方、SecureMatrixは二要素認証を実現するための認証システムで、ユーザーのIDとパスワードに加えて、二段階目の認証手段(例えばワンタイムパスワード)を要求します。

これらを組み合わせることで、リモートアクセス時のセキュリティが大幅に向上します。FortiGateとSecureMatrixを組み合わせた二要素認証の構成を理解することが重要です。

SSLVPN接続とSecureMatrix認証の流れ

FortiGate SSLVPNを使用する際、ユーザーはまずVPNゲートウェイに接続し、認証プロセスを開始します。その後、SecureMatrix認証サーバがユーザーの認証情報を受け取り、二要素認証を行います。認証が成功すると、ユーザーは社内システムにアクセスできるようになります。

SSLVPN接続には、認証サーバが重要な役割を担い、認証結果をFortiGateに送信します。SecureMatrixのGSBサーバは主にWebシステムへの接続時にゲートウェイとして機能するため、SSLVPN接続と直接的な関連はありません。GSBサーバがなくても、SSLVPNと認証サーバ間のやり取りは問題なく行えます。

GSBサーバの役割とSSLVPN接続

GSBサーバ(GateWay Server)は、SecureMatrixシステムの一部であり、Webベースのアプリケーションや社内システムへのアクセスを制御する役割を果たします。しかし、FortiGate SSLVPNの接続時にGSBサーバが必須であるわけではありません。

GSBサーバは、ユーザーがSSLVPN接続後にWebシステムにアクセスする際のゲートウェイとして使用されますが、SSLVPN自体と認証のプロセスには影響を与えません。そのため、GSBサーバがなくても、SSLVPN接続とSecureMatrix認証は問題なく機能します。

SSLVPN接続と二要素認証の実装方法

FortiGate SSLVPNとSecureMatrixによる二要素認証を実装する際、重要なのは認証サーバとの連携です。認証サーバは、FortiGateからのリクエストを受け取り、二要素認証を通じてユーザーのIDとパスワードを確認します。

具体的には、ユーザーがSSLVPNに接続する際、FortiGateは認証サーバに認証リクエストを送信します。認証サーバはSecureMatrixの二要素認証を使用して、ユーザーを認証します。この認証結果がFortiGateに返送されると、ユーザーは社内ネットワークにアクセスできるようになります。

まとめ

FortiGate SSLVPNとSecureMatrixを組み合わせて二要素認証を実現することで、リモートアクセスのセキュリティを強化できます。SSLVPN接続において、GSBサーバはWebシステムへのアクセス時に関与するものであり、SSLVPN接続と認証プロセスには必須ではありません。認証サーバとの連携により、二要素認証を円滑に実行できます。

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