ECサイトでの売上向上を目指し、GA4（Google Analytics 4）を使って離脱ポイントを特定することは非常に重要です。特に、外部リンクであるBuyeeにユーザーが遷移した際に、どこで離脱したのかを計測したい場合、Googleタグマネージャー(GTM)を使った設定でのトラブルに直面することがあります。この記事では、GTMで外部リンクのクリックを正確に計測する方法について解説します。
Buyeeの外部リンク計測における問題点
質問者のケースでは、Buyeeという外部リンクに遷移した際に、GTMで設定したリンクのクリック計測がうまくいかず、エラーメッセージや予期しない動作が発生しています。「The breakpoint will not currently be hit」といったエラーや、リンクが正しく計測されない場合、何らかの設定ミスやGTMのトリガー設定の不備が原因となることが多いです。
GTMトリガーの設定を見直す
GTMを使って外部リンクのクリックをトラッキングする場合、リンクを含むURLをトリガーとして設定することが一般的です。ですが、特に外部リンクを扱う場合は注意が必要です。
以下の手順で設定を見直しましょう。
- トリガーの設定: GTMのトリガーで、「リンククリック」を選択し、「Click URL」の値が「buyee.jp」を含む場合に反応するように設定します。
- GTMのプレビュー機能を使ってテスト: プレビュー機能で、クリックがトリガーされるかを実際に確認しましょう。これにより、トリガーが正しく設定されているか、どこで問題が発生しているかを特定できます。
- イベントの送信設定: イベントタグ（例：クリック数やリンク先URLなど）を設定し、GA4にイベントが送信されるようにしましょう。
GA4のイベント設定
次に、GA4でイベントを適切にトラッキングするために必要な設定について説明します。GTMでクリックイベントをトリガーし、GA4にデータを送信するには、GA4のタグ設定を行う必要があります。
- GA4のイベント設定: GA4の設定で、送信するイベント（例えば、「external_link_click」など）を設定し、そのイベントに関連するデータを送信します。
- Google Analytics 4のイベントとパラメータ: クリックした外部リンクのURLや、その他の関連データをGA4に送るためのパラメータを設定します。
予期しない動作を解決するためのヒント
もし設定が正しくても問題が続く場合、以下の点を確認してみてください。
- カート遷移時のトラッキング: Buyeeが独立したカートシステムであるため、外部リンクに遷移しても「カートの状態」をトラッキングするのは難しい場合があります。この場合、ページ遷移前にユーザーの行動を正確に追跡する方法（例えば、カートにアイテムを追加した際のクリックイベントなど）を考える必要があります。
- URLパラメータの確認: Buyeeに遷移した際にURLパラメータが正しく設定されているか確認し、必要に応じてGTMで条件を追加します。
まとめ
GA4を使用した離脱分析は、Eコマースサイトのパフォーマンスを向上させるために重要な作業です。Buyeeなどの外部リンクを追跡する際には、GTMでのトリガー設定やイベントの送信設定を正しく行うことが必要です。適切に設定することで、ユーザーの動向を把握し、改善点を見つけることができます。
コメント