Excel 2019でユーザー定義の「会計」フォーマットを使用すると、0が「-」と表示されることがあります。この動作の理由と、「0」を「-」ではなく「0」と表示させる方法について解説します。
「会計」フォーマットで0が「-」と表示される理由
Excelで「会計」フォーマットを適用すると、負の数は「-」で表示されるのは理解できますが、ゼロ(0)も「-」として表示される場合があります。これは、会計フォーマットがゼロ値を「未記入」や「空白」として表示するため、0を視覚的に分かりやすく示すために「-」として表示する設定が施されているためです。
「会計」フォーマットは通常、帳簿や会計報告書において負の数値を「-」で表示し、ゼロを「-」で表現するのが一般的な慣習です。このため、0も「-」として表示されます。
「0」を「-」ではなく「0」に置き換える方法
この動作を変更し、「0」を「-」ではなく「0」と表示させたい場合、カスタム書式を変更する必要があります。以下の手順で設定を変更できます。
- セル範囲を選択します。
- 「ホーム」タブから「セルの書式設定」を選択します。
- 「ユーザー設定」を選択し、現在の「会計」フォーマットが表示されていることを確認します。
- 「種類」フィールドに表示されている書式コードを編集します。例えば、「#,##0 ;[赤]-#,##0 ;0」といったコードに変更します。この変更により、ゼロが「0」として表示されるようになります。
実際の書式設定例
以下は、ゼロを「-」ではなく「0」と表示するためのカスタム書式の一例です。
#,##0;[赤]-#,##0;0
この書式コードでは、数値の区切りを行い、負の数は赤文字で「-」を表示し、ゼロは「0」として表示されます。これにより、「会計」フォーマットを使いつつもゼロの表示を変更できます。
まとめ
Excel 2019の「会計」フォーマットでは、ゼロが「-」として表示されることがありますが、カスタム書式を変更することで、ゼロを「0」として表示することができます。書式設定をカスタマイズすることで、会計や報告書の要件に合わせたデータ表示が可能になります。


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