Wi-FiのAPモードの性能と接続について解説

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Wi-FiのAPモード(アクセスポイントモード)は、ネットワークのカバレッジを拡大するために非常に便利ですが、設定や性能に関する理解が必要です。この記事では、APモードを使用してルーターを増設する際の性能について解説します。特に、異なる性能のデバイスが接続された場合の影響や、通信速度について詳しく説明します。

1. APモードとは?

APモードとは、既存のネットワークに無線アクセスポイントを追加するためのモードで、家庭やオフィスのWi-Fiネットワークを拡張する際に利用されます。このモードで動作するルーターは、元のホームゲートウェイに接続し、Wi-Fi信号を拡張してより広いエリアに届ける役割を果たします。

2. 異なる速度のルーター間での性能差

質問者が述べたように、元々のルーターが4804Mbpsに対応していて、増設したルーターが1201Mbpsの場合、速度の差が通信性能に影響を与える可能性があります。具体的には、増設したルーターが最大速度を1201Mbpsしかサポートしない場合、そのルーター経由で接続されたデバイスの通信速度は、最大1201Mbpsに制限されます。しかし、元のルーターとの接続自体には問題はありません。

3. 速度制限がかかる要因

元のホームゲートウェイと追加したWi-Fiルーターは、それぞれの帯域に基づいて通信が行われます。元のルーターがサポートしている速度が速い場合でも、増設したルーターが低速の場合、そのルーターに接続されたデバイスの通信速度は低下します。これは、Wi-Fiの伝送速度が最も遅いリンクに合わせられるためです。

4. Wi-Fiルーター間の接続の仕組み

APモードでは、元のホームゲートウェイ(ルーター)と新たに追加したルーターが、それぞれの接続を管理します。これにより、異なる速度を持つルーターを使用しても、それぞれのルーターは独立して動作し、通信が分割されます。元のルーターに接続されたデバイスはそのルーターの性能に基づいた通信速度を得ることができ、追加したAPに接続したデバイスはそのAPの性能に基づいた通信速度となります。

5. まとめ

Wi-FiのAPモードを使用する際、ルーター間で速度の差があっても、元のルーターと増設したAPは独立して動作します。増設したAPがサポートする最大速度が通信速度に影響を与えるため、接続されるデバイスの性能や帯域に応じた速度が決まります。したがって、最適なネットワーク速度を得るためには、増設したAPも元のルーターと同等の性能を持っていることが望ましいです。

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