Excelで時間を計算する際に、マイナスの時間を表示したい場合、デフォルトの設定ではエラーが出ることがあります。この記事では、時間のマイナス表示の設定方法と計算式を紹介します。
1. 時間の計算方法とエラーの原因
Excelで時間の計算をする際、例えば「-2:00」や「1:30」などを足し算する場合、計算結果にマイナスの時間が含まれるとエラーが発生します。このエラーは、デフォルトの「時間の表示形式」ではマイナス時間を処理できないためです。
2. マイナス時間を表示するための方法
マイナス時間を表示させるためには、セルの書式設定を変更する必要があります。以下の手順で設定を変更しましょう。
- 1. 時間を計算するセルを選択
- 2. 右クリックして「セルの書式設定」を選択
- 3. 「表示形式」タブを選び、「カスタム」を選択
- 4. 「種類」の欄に「[h]:mm;[Red]-[h]:mm」を入力
この設定を行うことで、計算結果にマイナス時間が含まれていても、エラーが表示されず、マイナス時間を表示できるようになります。
3. 計算式の例
例えば、以下のように時間を計算する場合を考えます。
- セルA1：-2:00
- セルB1：-2:30
- セルB3：-1:00
- セルB4：1:30
- セルB5：1:30
この計算式をセルB6に入力すると、「=A1+B1+B3+B4+B5」となります。この計算結果は「2:30」と表示されます。
4. まとめ
Excelでマイナスの時間を表示するためには、セルの書式設定を変更する必要があります。「[h]:mm;[Red]-[h]:mm」を使うことで、計算結果にマイナス時間があってもエラーなく表示されます。正しい設定を行えば、時間の計算がスムーズにできるようになります。
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