Windows 10では問題なく使用できていたUSBメモリが、Windows 11にアップデート後に文字化けを起こしてファイルが表示されなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。この問題はUSBデバイス自体の非対応ではなく、設定やドライバ、システムの互換性などによるものが多いです。この記事では、その原因と解決方法について詳しく説明します。
USBメモリの文字化けの原因
Windows 11におけるUSBメモリの文字化けは、いくつかの原因が考えられます。最も一般的な原因としては、ドライバの不具合やファイルシステムの互換性、またはシステム設定によるものがあります。
また、USBメモリ自体のフォーマットがWindows 10とWindows 11の間で異なっている場合、文字化けが発生することもあります。特に、古いUSBメモリや特殊なフォーマットが使われている場合、Windows 11の標準設定では正しく認識できないことがあります。
ドライバの問題を確認する
USBデバイスに関連するドライバが正しくインストールされていない場合、文字化けや認識不良が発生することがあります。まずは、デバイスマネージャーを開き、USBコントローラの項目を確認してください。もしドライバに問題があれば、最新のドライバをインストールするか、Windows Updateを実行してみてください。
また、USBポートやケーブルの接続不良が原因となることもあるため、他のUSBポートを試してみることも有効です。
ファイルシステムの互換性を確認する
USBメモリのファイルシステムが、Windows 11の標準的なもの(NTFS、exFAT、FAT32)でない場合、文字化けが発生することがあります。特に、古いファイルシステムや特殊な形式(例: FAT16やext4)を使用している場合、Windows 11では正しく読み込めないことがあります。
この場合、USBメモリをバックアップした後、NTFSまたはexFATにフォーマットし直すことをおすすめします。ただし、この操作を行うとデータが消去されるため、必ずバックアップを取ってから行ってください。
システム設定を確認する
Windows 11では、一部の設定によってUSBデバイスの認識方法や文字化けの原因が発生することがあります。特に、言語設定やロケール設定が正しくない場合、ファイル名やフォルダ名が文字化けすることがあります。
設定を確認するためには、「設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」の順に進み、使用している言語や地域が正しく設定されているか確認しましょう。また、デバイスのロケール設定が一致しているかも確認することをお勧めします。
まとめ
Windows 11でUSBメモリが文字化けする問題は、ドライバの不具合やファイルシステムの互換性、システム設定の問題などが原因となることが多いです。これらを確認し、必要に応じてドライバの更新やファイルシステムの変更、設定の調整を行うことで、問題を解決できる場合があります。USBメモリを再フォーマットする前には必ずバックアップを取ることを忘れずに行いましょう。


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