C言語を使って、任意の正の整数を入力し、その範囲内の2の倍数を全て表示し、さらにその個数、合計、平均を計算する方法を紹介します。whileまたはfor文を使って解決する方法を解説しますので、初心者の方にも理解しやすい内容になっています。
2の倍数を求めるプログラムの基本
まずは、ユーザーに任意の正の整数を入力してもらいます。そして、その数値の範囲内にある2の倍数を見つけ、表示します。この処理は、for文やwhile文を使って繰り返し処理を行うことで実現できます。
2の倍数は、数字が2で割り切れる整数です。例えば、2, 4, 6, 8などです。この範囲で2の倍数を探し、表示するには、数値が2で割り切れるかどうかを判定します。
for文を使った実装方法
for文を使って、指定された範囲内の2の倍数を計算する方法を紹介します。
#includeint main() { int n, count = 0, sum = 0; float average; printf("Enter a positive integer: "); scanf("%d", &n); printf("2's multiples from 0 to %d are: ", n); for (int i = 0; i <= n; i++) { if (i % 2 == 0) { printf("%d ", i); count++; sum += i; } } average = (count == 0) ? 0 : (float)sum / count; printf("\nCount: %d\nSum: %d\nAverage: %.2f\n", count, sum, average); return 0; }
このコードでは、ユーザーから整数nを入力してもらい、0からnまでの範囲で2の倍数を表示します。そして、その個数、合計、平均を計算して出力します。
while文を使った実装方法
while文を使って同じことを実現する場合、以下のように書くことができます。
#includeint main() { int n, count = 0, sum = 0; float average; printf("Enter a positive integer: "); scanf("%d", &n); printf("2's multiples from 0 to %d are: ", n); int i = 0; while (i <= n) { if (i % 2 == 0) { printf("%d ", i); count++; sum += i; } i++; } average = (count == 0) ? 0 : (float)sum / count; printf("\nCount: %d\nSum: %d\nAverage: %.2f\n", count, sum, average); return 0; }
while文を使った実装でも、基本的な流れはfor文と同じです。0からnまでの範囲で2の倍数を探し、出力し、個数、合計、平均を計算します。
プログラムの実行結果と解説
上記のプログラムを実行すると、指定した範囲内の2の倍数が表示され、その個数、合計、平均が計算されて出力されます。例えば、nに10を入力した場合、結果は以下のようになります。
Enter a positive integer: 10 2's multiples from 0 to 10 are: 0 2 4 6 8 10 Count: 6 Sum: 30 Average: 5.00
このように、入力した範囲内での2の倍数を正確に計算し、その個数や合計、平均を簡単に求めることができます。
まとめ
プログラムで2の倍数を表示し、個数、合計、平均を計算する方法を紹介しました。for文またはwhile文を使用することで、任意の範囲にある2の倍数を効率よく処理することができます。これらのプログラムを活用することで、さらに複雑な処理にも挑戦できるようになるでしょう。


コメント