Archicadを使用していると、立面図や断面図で設定した通り芯や寸法が消えてしまう問題に直面することがあります。この記事では、Archicad28で発生しているこの現象の原因と、解決方法について詳しく解説します。
1. 通り芯と寸法が消える原因
通り芯や寸法が再起動後や作業後に消える現象は、複数の原因が考えられます。具体的には、以下のような原因が考えられます。
- ビュー設定の問題: ビューに登録した通り芯や寸法の設定が保存されていない可能性があります。
- レイヤー設定の不具合: 書き込みレイヤーが正しく設定されていない場合、寸法や通り芯が表示されないことがあります。
- 通り芯ツール設定の変更: 通り芯ツール内で設定した選択肢(「通り芯要素を名前別に表示」)が次回起動時に変更されることがあります。
これらの原因によって、通り芯や寸法が消えてしまうことがあります。
2. 解決方法:ビュー設定を確認する
まず最初に確認すべきは、ビュー設定が正しく保存されているかどうかです。ビューパレットで登録されたビューを確認し、設定が消えていないかチェックしてください。ビュー設定が正しく保存されていない場合、ビューの設定を再確認し、必要な通り芯や寸法を再設定する必要があります。
3. 解決方法:レイヤー設定の見直し
次に、レイヤー設定を確認します。書き込みレイヤーを正しく設定することで、通り芯や寸法が表示されるようになります。設定が適切でない場合は、レイヤー設定を変更して、正しいレイヤーを表示させるようにします。
また、レイヤーセットがビューに適切に適用されているかも確認することが重要です。レイヤーセットをビューに再登録し、再度確認してください。
4. 解決方法:通り芯ツール設定の確認
通り芯ツール内で「通り芯要素を名前別に表示」を選択している場合、次回起動時に選択がリセットされることがあります。これを防ぐためには、設定が変更されていないかチェックし、必要に応じて手動で設定を確認・保存します。
通り芯の設定が消えてしまう場合、通り芯ツールのオプションを再度確認し、適切なチェックボックスが選択されているかどうかを確認してください。
5. まとめ:通り芯や寸法が消える問題の対処法
Archicad28で通り芯や寸法が消える問題は、ビュー設定やレイヤー設定、通り芯ツールの設定に起因することがあります。これらの設定を見直し、必要な設定を再確認することで、問題を解決することができます。
設定を適切に行い、問題が再発しないようにするために、定期的にビューやレイヤー設定を確認することをお勧めします。


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