M5StickC Plus2にアプリを書き込むために、vscode-m5stack-mpy拡張機能を使用する際のトラブルとその解決方法について説明します。特に、COMポートが読み込まれない問題について詳しく解説します。これで、開発環境のセットアップと問題解決がスムーズに進むはずです。
1. 必要なツールとセットアップ
まず、M5StickC Plus2にアプリを正しく書き込むために、以下のツールと環境設定が必要です。
- M5Burnerを使用してM5StickC Plus2に最新のファームウェア(UIFlow 2.0 StickC Plus2)をインストールする
- PCにFTDIドライバーをインストールする
- Visual Studio Code (VSCode) に拡張機能vscode-m5stack-mpyをインストールする
これらのツールと設定が整っていることを確認しましょう。
2. COMポートが読み込まれない問題
VSCodeで「COM3 wch.cn」を選択しても、COMポートが読み込まれない場合があります。延々と「読み込み中」となり、デバイスの接続が確立できません。
まず、M5StickC Plus2が正常にPCに接続されていることを確認します。デバイスマネージャーで、接続されているCOMポートが正しく認識されているか確認し、必要に応じてドライバーの再インストールを試みます。
3. 解決方法:ドライバーと設定の再確認
問題を解決するための基本的なステップは以下の通りです。
- FTDIドライバーが正しくインストールされているか再確認します。
- 別のUSBポートに接続してみることで、接続の問題が解消される場合があります。
- VSCodeで「add m5stack」を選択し、正しいCOMポート(COM3)を手動で選択し直します。
- デバイスマネージャーから、「デバイスを無効にしてから再度有効にする」ことで、接続の問題が解決する場合もあります。
これらの手順で改善しない場合は、M5StickC Plus2を再起動してみてください。
4. その他のトラブルシューティング
もし上記の方法で解決できない場合、次の点も確認してみてください。
- 他のUSB機器がPCに接続されていないか確認し、他のUSB機器が干渉していないかをチェックします。
- VSCodeの拡張機能vscode-m5stack-mpyが最新バージョンであることを確認します。
- 異なるPCで試してみることも有効です。
5. まとめ
M5StickC Plus2にアプリを書き込む際の問題は、主にドライバや接続の設定が関係しています。FTDIドライバのインストールやUSBポートの変更、VSCodeの設定を再確認することで、ほとんどの接続問題は解決できます。これらのステップを順に試すことで、スムーズに開発作業を進めることができるはずです。


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