Blender 4.0で作成したモデルをFBX形式で書き出し、UnityやQuixel Mixerで開くと一部のノーマルが反転する問題が発生することがあります。この記事では、ノーマル反転の原因と解決方法について説明します。
Blenderでのノーマルの管理
Blenderでは、メッシュのノーマルは各面の向きによって決まります。面の法線(ノーマル)は外向きか内向きに設定されており、モデルが正しくレンダリングされるためには、これらの法線が正しく向いていることが重要です。
Blender内で面のノーマルが外向きに設定されていることを確認するには、編集モードで「面の表示を法線表示」に設定して、面が外向きであることを確認します。もし法線が内向きになっている場合、その面を選択して反転させることで外向きにすることができます。
FBXエクスポート時のノーマル設定
BlenderからFBX形式で書き出す際、ノーマルの向きが変わることがあります。これにはいくつかの理由がありますが、主な原因として「エクスポート時の設定」や「インポート設定」が影響しています。
FBXエクスポート時に、「法線」を含める設定を確認してください。また、「メッシュの法線をスムーズに保持」といったオプションを選択すると、法線の向きが維持されやすくなります。もし問題が解決しない場合、エクスポート後にUnityやQuixel Mixerでのインポート設定を確認し、法線が正しくインポートされるように調整しましょう。
ノーマル反転を手動で修正する方法
Blenderでノーマルが反転した面を修正する方法として、以下の手順を試してみてください。
- 編集モードで面を選択し、右クリックで「法線を反転」を選択。
- また、法線が正しく表示されていない場合は、「法線表示」をオンにして確認。
- エクスポート設定で「法線の設定」を再確認し、正しい形式でエクスポート。
これらの操作を行うことで、ノーマルの問題を解消できます。
まとめ
Blender 4.0で作成したモデルのノーマル反転問題は、主にエクスポート設定やインポート設定の不一致が原因です。Blender内で法線の向きを確認し、FBXエクスポート時の設定を適切に行うことで、ノーマルの反転を防ぐことができます。もし反転が発生してしまった場合でも、手動で修正することが可能です。これらの方法を試して、問題を解決しましょう。


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