ラズパイ4を使用中に、SDカードを挿入していようがいまいが、赤と緑のLEDが点灯し続けて、OSが正常に起動しないという問題が発生することがあります。この症状は、ハードウェアの故障か、設定や接続に問題がある場合に見られます。この記事では、この問題を解決するためのチェック項目やトラブルシューティング方法について詳しく説明します。
ラズパイ4のLED状態が示すものとは?
ラズパイ4のLEDインジケーターは、システムの状態を視覚的に知らせてくれる重要な役割を果たします。赤のLEDは電源が供給されていることを示し、緑のLEDはSDカードの読み書き状態を示します。通常、OSが正しく起動していれば、緑のLEDは数秒間点滅した後、消灯します。もし赤と緑のLEDが常に点灯し続ける場合、システムが起動に失敗している可能性があります。
この問題の原因としては、SDカードの不良、電源供給の問題、またはOSの不具合などが考えられます。最初に確認すべきポイントは、SDカードが正しく挿入されており、OSイメージが正常に書き込まれているかどうかです。
SDカードのチェックと再書き込み
SDカードが不良であると、ラズパイは正常に起動しないことがあります。まずは、SDカードを別のデバイスで確認してみてください。もし問題がある場合、SDカードのフォーマットを行い、再度Raspberry Pi OSを最新のものに書き込んでみましょう。
OSの書き込みには、公式の「Raspberry Pi Imager」や「Etcher」を使用するのが推奨されます。これらのツールを使用して、再度OSイメージをSDカードに書き込んでください。書き込みが完了したら、ラズパイに挿入して再起動を試みましょう。
電源供給の問題をチェックする
電源供給が不足していると、ラズパイが正常に起動しないことがあります。特に、電力が不安定だと、赤のLEDが点灯し続けることがあります。ラズパイ4には5V 3A以上の安定した電源供給が必要です。使用している電源アダプターの出力が不足していないか確認してください。
また、USBケーブルや電源アダプターに不具合がある場合もあるため、別のケーブルやアダプターを使用してみることをおすすめします。
ラズパイの再起動と設定の確認
SDカードと電源に問題がない場合、ラズパイの再起動を試みてください。再起動後、依然として赤と緑のLEDが点灯し続ける場合は、SDカードの書き込みに失敗しているか、OSイメージが壊れている可能性があります。
また、ラズパイに接続されている他のデバイスが原因で起動に失敗することもあるため、余分なUSBデバイスやHDMIケーブルを外してから起動してみることをお勧めします。
まとめ
ラズパイ4の赤と緑のLEDが常に点灯している問題は、SDカードの不良、電源供給の問題、またはOSの不具合が原因であることが多いです。まずはSDカードを再書き込みし、電源供給が十分であるかを確認してください。それでも問題が解決しない場合は、ラズパイのハードウェア自体に問題があるかもしれないので、他のSDカードや電源アダプターを試すと良いでしょう。
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