PowerPointにはプレゼンテーションの録音・録画機能があり、スライドに音声を追加できます。しかし、デフォルトではマイクを通して自分の声のみが録音されるため、他人の声も録音したい場合は設定や外部機器の工夫が必要です。本記事では、PowerPointで他人の声も録音する方法について解説します。
PowerPointの録音機能の基本
PowerPointの録音・録画機能は、以下の手順で使用できます。
- PowerPointを開き、[スライドショー]タブをクリック
- [スライドショーの記録]を選択
- 録音したいスライドを選び、[記録の開始]をクリック
- マイクを使って録音し、完了後に保存
この機能では、通常パソコンに接続されたマイクの音声のみが録音されます。他人の声も録音するには、以下の方法を試しましょう。
方法1:外部マイクを使用する
外部マイクを使えば、複数人の声をよりクリアに録音できます。
推奨する外部マイクの種類
- 全指向性マイク(周囲の音を拾いやすい)
- ピンマイク(ラベリアマイク)(複数人に装着可能)
- 会議用スピーカーマイク(遠くの声も集音可能)
これらのマイクをパソコンに接続し、PowerPointの録音時に使用すれば、複数人の声を拾えます。
方法2:オンライン通話を録音する(Zoom / Teams)
他の人とリモートで会話をしながら録音する場合、ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ソフトを利用する方法があります。
手順
- ZoomやTeamsで会議を開始する
- パソコンのシステムオーディオを録音する設定を有効にする
- PowerPointの[スライドショーの記録]を開始する
- 会話しながら録音を進める
これにより、自分の声だけでなく、オンライン通話で話している相手の声も録音できます。
方法3:オーディオミキサーソフトを使う
複数の音声を同時に録音するために、オーディオミキサーソフトを使用する方法もあります。
おすすめのソフトウェア
- Voicemeeter Banana(Windows向け無料ミキサー)
- Loopback(Mac向けバーチャルオーディオミキサー)
これらのソフトを使用すると、パソコンのマイク入力とシステム音声を同時に録音し、PowerPointの録音機能を活用できます。
方法4:録音後に音声を編集・追加
PowerPointの録音機能ではなく、別途録音した音声を追加する方法もあります。
手順
- ボイスレコーダーやスマートフォンを使って別途録音
- 録音したファイルをPowerPointに挿入([挿入] → [オーディオ])
- スライドのタイミングに合わせて調整
これにより、録音の自由度が上がり、クリアな音質で仕上げることが可能です。
まとめ
PowerPointの録音機能で他人の声も録音する方法は、いくつかの選択肢があります。
- 外部マイクを使用する(全指向性マイクや会議用マイク)
- オンライン通話を録音する(ZoomやTeamsを活用)
- オーディオミキサーソフトを使う(Voicemeeter BananaやLoopback)
- 別途録音した音声を後から追加する
用途や環境に合わせて最適な方法を選び、より良い録音を実現しましょう!
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