DaVinci ResolveがProRes RAWに対応し、LUMIX GH7でのRAW撮影にも対応していますが、編集時に色味が薄くLogのようになり、MOVファイルとして取り込まれる問題に直面しているユーザーも少なくありません。この記事では、LUMIX GH7でRAW撮影を行い、DaVinci Resolveに取り込んだ際に発生する可能性がある問題点とその対処法を解説します。
問題の原因と背景
LUMIX GH7でRAW撮影した際に、色味が薄くLogっぽくなる現象は、撮影設定や取り込み設定のミスマッチが原因です。特に、ProRes RAWファイルがDaVinci Resolveで適切に扱われていない可能性があります。ProRes RAWは、一般的に高いダイナミックレンジと柔軟なカラーグレーディングを提供しますが、適切な設定がされていない場合、色味が意図しない形で表現されることがあります。
ProRes RAW設定の確認ポイント
まずは、ProRes RAWファイルの取り込み時に必要な設定を確認しましょう。DaVinci ResolveでRAWファイルを正しく処理するためには、以下の設定を確認することが重要です:
- 1. DaVinci Resolveの設定でProRes RAWプラグインが正しくインストールされているか確認
- 2. カラーマネジメント設定(DaVinci YRGB Color Managed)が適切か確認
- 3. LUMIX GH7のRAW撮影設定(特にカラープロファイル)がLogなどの色空間に設定されていないか確認
これらの設定を確認し、DaVinci Resolveに正しく取り込むことができるように調整します。
色味の調整と補正方法
色味が薄くなる原因として、カラーマネジメントや撮影設定が適切に行われていないことがあります。色味を正常に補正する方法は、以下の手順で調整が可能です:
- 1. DaVinci Resolveで色補正ツールを使ってカラーグレーディングを行う
- 2. 入力したProRes RAWファイルに対して、適切なプリセットを適用する(例えば、Rec.709やS-Logのようなカラープロファイルを選択)
- 3. 各チャンネル(RGB)を調整し、映像の色調を補正する
これにより、撮影したRAWファイルの色味を適切に補正し、編集をスムーズに進めることができます。
RAWファイルの取り込み設定の確認
ProRes RAWファイルをDaVinci Resolveで読み込む際、MOVファイルとして取り込まれることがあります。この場合、映像の設定に問題が生じることがあるため、ファイル形式やコーデックの設定を再確認することが重要です。ProRes RAWファイルを正しく読み込むための設定については、以下の点に注意が必要です:
- 1. 正しいコーデック(ProRes RAW)がインストールされていることを確認
- 2. 必要に応じて、DaVinci Resolveのプロジェクト設定を調整し、カラースペースを正しく選択する
これらの設定を適切に行うことで、RAWデータをより正確に取り込み、色味や画質に関する問題を最小限に抑えることができます。
まとめ
DaVinci ResolveでProRes RAWファイルを扱う際に色味の問題が発生する原因として、設定ミスや撮影時のカラープロファイル設定が考えられます。正しい設定を確認し、必要に応じてカラーグレーディングを行うことで、問題を解決することができます。適切な設定で、LUMIX GH7で撮影したRAW映像を高品質に編集することができるので、ぜひ試してみてください。

コメント