Photoshopで画像の一部を削除する際、以前のバージョンでは簡単に選択した範囲を削除できましたが、最新版では挙動が少し変わったようです。選択した範囲を削除する際に画像全体が消えてしまう問題について、この記事ではその解決方法を説明します。
Photoshopで範囲選択して削除する基本操作
まず、選択範囲を指定して画像の一部分を削除する方法を確認しましょう。Photoshopでは、レイヤーに対して選択ツールを使い、範囲を指定した後に削除が可能です。しかし、最新版では、いくつかの設定が原因で、選択範囲を削除すると画像全体が消えてしまうことがあります。
以下の手順で、選択した部分だけを削除できるように設定を確認しましょう。
削除ツールの設定を確認する
最新版のPhotoshopで、選択範囲を削除した際に画像全体が消えてしまう場合、レイヤーがロックされている可能性があります。ロックされているレイヤーでは、選択範囲を削除しようとしても意図しない動作が起こることがあります。
レイヤーのロック設定を解除するには、以下の手順を試してください。
- レイヤーパネルを開き、削除したいレイヤーを選択します。
- レイヤー名の横にあるロックアイコンをクリックして、ロックを解除します。
- ロックが解除されたら、再度選択範囲を指定して削除を実行します。
これで、選択した範囲のみが削除されるはずです。
レイヤーマスクを使って削除する方法
もう一つの方法として、レイヤーマスクを使用して削除したい範囲を非表示にする方法があります。これにより、画像を完全に削除することなく、不要な部分を隠すことができます。
レイヤーマスクを使って部分削除する手順は以下の通りです。
- レイヤーを選択した状態で、レイヤーパネル下の「レイヤーマスク」ボタンをクリックします。
- 選択ツール（長方形選択ツールなど）を使用して削除したい範囲を選択します。
- 選択した範囲をマスクで隠すために、「Alt」キーを押しながらマスク部分をクリックします。
- これで選択した部分が非表示になります。
ショートカットキーを使った効率的な削除方法
選択範囲を削除する際、ショートカットキーを使うことで作業がさらに効率的になります。選択範囲を削除したい場合、以下のショートカットを使用できます。
- 選択範囲を決めた後、Deleteキーを押すだけで削除が可能です。
- レイヤーマスクを使用する場合、Ctrl + I（Macの場合はCmd + I）でマスクの反転ができます。
これにより、マウス操作を最小限にし、よりスピーディーに作業を進めることができます。
まとめ
Photoshopの最新バージョンでは、選択範囲を削除する方法に変更が加わることがあります。選択範囲だけを削除したい場合、レイヤーのロックを解除したり、レイヤーマスクを使って非表示にしたりすることで、以前と同様に簡単に削除が可能です。これらの方法を使い分けることで、より効率的に作業を行えるようになるでしょう。
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