エクセルで残業時間を計算する方法：普通残業と深夜残業の区別

エクセルを使って残業時間を計算する方法について、特に「普通残業」と「深夜残業」の時間を分けて計算したい場合に必要な手順を解説します。これらの計算を自動化することで、業務の効率化に役立ちます。

1. 基本の勤務時間と残業時間の区別

まず、勤務時間を明確に定義する必要があります。定時勤務は9:00から18:00（12:00〜13:00が休憩）であり、それを超えた時間が残業として扱われます。この基本を基に、エクセルでの計算方法を導入します。

「普通残業」は定時後の18:00から22:00までの時間帯、そして「深夜残業」は22:00以降の時間帯になります。これらの区別をエクセルで計算する方法をご紹介します。

2. エクセルで残業時間を計算する基本的な数式

エクセルで残業時間を計算する際、まずは勤務開始時間と終了時間をセルに入力します。次に、通常勤務時間内（9:00〜18:00）の時間を引き、残業時間を計算します。

例えば、セルA1に「開始時間」、B1に「終了時間」を入力し、次の数式を使って残業時間を計算できます。

=IF(AND(B1>TIME(18,0,0), B1<=TIME(22,0,0)), B1-TIME(18,0,0), 0)

この数式は、18:00〜22:00の間に働いた「普通残業」を計算します。次に、深夜残業を計算する数式も作成します。

3. 深夜残業の計算方法

深夜残業は22:00以降に発生した時間です。次のように数式を設定することで、22:00以降の残業時間を計算できます。

=IF(B1>TIME(22,0,0), B1-TIME(22,0,0), 0)

この数式は、終了時間が22:00を過ぎた場合、その分を深夜残業として計算します。計算された普通残業時間と深夜残業時間を合算することで、全ての残業時間を算出することができます。

4. 早出勤務の計算方法

さらに、早出勤務（7:00〜9:00）を計算したい場合もあります。その場合は、開始時間が7:00より前であれば、その時間を早出として計算します。

=IF(A1
この数式は、開始時間が9:00より早ければ、7:00〜9:00の時間帯を「早出勤務」として計算します。
5. まとめ
エクセルを使って「普通残業」や「深夜残業」、さらには「早出勤務」の時間を計算することができます。これらの数式をうまく活用することで、勤務時間の計算を自動化し、手間を省くことができます。