Windows 11で第6世代Core i5搭載のPCは使用可能か?

Windows 全般

「レッツノート SZ5(Let’s Note CF-SZ5)」のような古いPCにWindows 11をインストールする場合、公式にサポートされていないハードウェアで動作させることができるかどうか、特に「Core i5 6300U」のような第6世代CPUを搭載している場合は心配になります。この記事では、Windows 11と古いPCに関するサポート状況、そして第6世代CPUを搭載したPCをWindows 11で使用する場合の注意点について解説します。

1. Windows 11のハードウェア要件

Windows 11は、以前のバージョンのWindowsと比較して、ハードウェア要件が厳格になりました。特に、TPM 2.0(Trusted Platform Module)やセキュアブート、対応するCPU(主に第8世代以降のIntel Coreシリーズ)が必要とされています。公式には、第6世代のCore i5(6300Uなど)はサポートされていません。

このため、Windows 11を公式にインストールするには、対応するCPUを搭載したPCが必要です。しかし、Microsoftは最低要件に達しないPCでのインストールに関しては、動作の保証はしないとしています。つまり、第6世代Core i5のPCであっても、インストールが可能であれば動作する可能性はありますが、公式にサポートされていないため、自己責任となります。

2. Core i5 6300UとWindows 11の互換性

Core i5 6300Uは、第6世代のIntel Coreプロセッサで、2016年に登場しました。このCPUは、Windows 10では問題なく動作しますが、Windows 11では、公式にはサポート外です。特に、TPM 2.0が搭載されていない場合、Windows 11のインストールは不可能です。

TPM 2.0が必要な理由は、セキュリティの向上を目的としており、最新のPCにはほぼ標準で搭載されています。しかし、古いPCやビジネス向けのモデル(例えば、レッツノートSZ5)には、この機能がない場合が多いため、Windows 11のインストールには別途対応策が必要です。

3. 第6世代CPUのPCでWindows 11を使う方法

公式サポート外のPCでWindows 11をインストールする場合、いくつかの方法があります。まず、Windows 11のインストールを強制的に行う方法として、インストールメディアを使って「バイパスツール」を利用する方法があります。この方法では、TPMやセキュアブートの要件を無視してインストールできます。

ただし、この方法はMicrosoftのサポート外となり、インストール後に問題が発生してもサポートは受けられません。動作が不安定になったり、セキュリティリスクが増加したりする可能性があるため、注意が必要です。

4. 代替案としてのWindows 10

もしWindows 11がインストールできない場合や、インストール後に不安定になることを避けたい場合、Windows 10を使い続けるのも一つの選択肢です。Microsoftは2025年10月までWindows 10のサポートを継続しており、その間はセキュリティアップデートも受けられます。

また、Windows 10はWindows 11に比べて動作が軽快で、古いPCでも十分に快適に使える場合があります。特に、古いPCでの動作が心配な方には、Windows 10を利用することをおすすめします。

まとめ

「レッツノート SZ5」に搭載されたCore i5 6300Uは、公式にはWindows 11のサポート対象外ですが、インストール自体は可能です。ただし、TPM 2.0が未搭載である場合、セキュリティ面でリスクが増すため、慎重に判断する必要があります。もしWindows 11のインストールが不安な場合は、引き続きWindows 10を使い続けるのも良い選択肢です。

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