エクセルで上書き保存してしまった場合、データを復元する方法はあります。PCに不慣れな方でもできる、簡単な手順でファイルを復元する方法を解説しますので、試してみてください。
1. 自動回復機能を利用する
エクセルには自動回復機能があり、クラッシュや予期しないシャットダウン時に作業中のファイルを自動的に保存しています。この機能を使って、上書きしてしまったファイルを復元することができます。
以下の手順で自動回復のファイルを確認します。
- エクセルを開き、「ファイル」タブをクリックします。
- 「情報」セクションから「管理」または「バージョン履歴」を選択します。
- 「自動回復ファイルの管理」を選択し、復元可能なファイルがあればそれを選びます。
これにより、上書き前の状態のファイルを復元できる可能性があります。
2. バージョン履歴を確認する
エクセルにはバージョン履歴が保存されている場合があります。これを利用して、過去のバージョンを復元することができます。
バージョン履歴を確認する手順は以下の通りです。
- 「ファイル」タブをクリックし、「情報」を選択します。
- 「バージョン履歴」を選択して、以前のバージョンがあるか確認します。
- 利用したいバージョンを選択して、復元します。
これにより、過去に保存したバージョンを復元できる場合があります。
3. エクセルのバックアップ機能を確認する
エクセルの設定によっては、バックアップを自動で作成していることがあります。バックアップが有効になっていれば、保存されたバックアップファイルを復元することができます。
バックアップを確認するには、以下の手順を試してください。
- バックアップファイルが保存されているフォルダ(通常は「ドキュメント」や「エクセル」フォルダ内)を確認します。
- バックアップファイルがあれば、エクセルで開き、保存します。
バックアップ機能が無効であった場合でも、他の方法で復元できる可能性があります。
4. 専用のデータ復元ソフトを使用する
もし自動回復機能やバージョン履歴が利用できない場合、専用のデータ復元ソフトを使用して、上書きしてしまったファイルを復元できることがあります。無料のデータ復元ソフトもあるので、試してみるのも一つの方法です。
おすすめのデータ復元ソフトは以下の通りです。
- Recuva
- EaseUS Data Recovery Wizard
- MiniTool Power Data Recovery
これらのソフトを使用する際は、インストールする場所を復元したいドライブ以外の場所にインストールし、復元を試みてください。
5. まとめ: エクセルで上書きしてしまったファイルの復元方法
エクセルで上書き保存してしまった場合でも、いくつかの方法でファイルを復元できます。自動回復機能、バージョン履歴、バックアップ機能を確認した後、必要に応じてデータ復元ソフトを試すことをおすすめします。
これらの手順を試すことで、大切なデータを復元できる可能性が高くなります。データを失う前に、定期的にバックアップを取ることも大切です。


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