GeoJSONファイルを使用して地理院地図に地点を登録する際に、地点削除がうまくいかない、または特定の緯度・経度に基づいてデータを抽出・削除したいといった問題が発生することがあります。この記事では、GeoJSONの編集や地点削除を効率的に行う方法や、Excelなどで緯度経度データを扱う方法について解説します。
1. 地点削除を行うためのソフト
GeoJSONファイル内の地点を削除するには、専用のGISソフトウェアを使用するのが最も効率的です。例えば、QGISやArcGISなどの地理情報システム(GIS)ソフトウェアでは、GeoJSONファイルを開き、地図上で直接地点の削除や編集を行うことができます。
これらのソフトは無料で利用できるものも多く、複数の地点を一括で処理することも可能です。地図上で簡単に削除操作が行えるため、効率よく問題を解決できます。
2. ExcelでGeoJSONデータを扱う方法
GeoJSONファイルをExcelに読み込んで、緯度や経度を抽出することもできます。ただし、GeoJSONファイルはJSON形式であり、そのままではExcelで直接扱うのは難しいため、まずはGeoJSONファイルをCSV形式に変換する必要があります。
CSV形式に変換後、Excelで緯度経度のデータを抽出し、条件に基づいてデータをフィルタリングや削除することが可能です。具体的には、緯度(latitude)や経度(longitude)に基づいて数値を比較し、条件を満たす行を削除することができます。
3. 緯度・経度に基づくGeoJSONファイルの編集方法
もし特定の緯度より上の地点を削除したい場合、CSV形式に変換した後、Excelで「フィルター機能」を使って緯度が指定値以上のデータを選び、削除できます。これを行うことで、特定の範囲内の地点のみを残すことができます。
また、GeoJSONをテキストエディタで直接開き、緯度経度の数値に基づいて手動でデータを編集する方法もあります。特に小規模なデータセットであれば、テキストエディタで直接編集することで迅速に対応できます。
4. GeoJSONをオンラインで編集するツール
もしデスクトップアプリケーションに頼らずオンラインでGeoJSONを編集したい場合、GeoJSONを編集できるオンラインツールも多数存在します。例えば、「geojson.io」や「Mapshaper」などの無料ツールでは、GeoJSONファイルをアップロードして、地図上で直接編集や削除ができます。
オンラインツールを使用することで、特にクラウドベースで作業したい場合や、ソフトウェアのインストールを避けたい場合に便利です。また、GeoJSONファイルの再保存も簡単に行えるため、作業後すぐに結果をダウンロードすることができます。
まとめ
GeoJSONファイルの地点削除や緯度経度に基づく抽出・編集作業は、専用のGISソフトやオンラインツール、Excelを使うことで効率的に行うことができます。QGISやArcGISなどを使用することで、地理的に精密な編集が可能になり、Excelやテキストエディタではシンプルな操作でデータの絞り込みができます。自分の作業スタイルに合ったツールを使って、作業を効率化しましょう。
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