Quartus Prime Lite EditionでDE1-SoCが認識されない場合のトラブルシューティング

プログラミング

FPGAプログラミングにおいて、Quartus Prime Lite Editionを使ってDE1-SoCを操作する際に、ハードウェアが認識されない問題に直面することがあります。この問題は、特に「No hardware」と表示され、ハードウェア設定ができない状況に悩まされることがあります。この記事では、DE1-SoCが認識されない問題を解決するためのステップと、デバイスドライバのインストールに関する注意点について詳しく解説します。

問題の概要と症状

質問者が直面している問題は、Quartus Prime Lite Editionで「Programmer」を起動し、「Hardware Setup」に進んだ際に、「Currently selected hardware」の欄に「No hardware」と表示されることです。学校の資料では「DE-SoC[USB-1]」と表示されるべきなのに、この問題が発生しています。また、デバイスドライバのインストールウィザードでの不具合も報告されています。

これらの症状は、ドライバの不具合や設定ミス、またはOS環境に依存する可能性があります。特に、Windows 11を使用している場合、設定やドライバのインストールに関して問題が生じやすいことがあります。

DE1-SoCが認識されない場合の基本的なチェックポイント

まずは、ハードウェアやドライバの設定が正しく行われているかを確認することが重要です。以下の点をチェックしてみてください。

  • USBケーブルと接続端子: DE1-SoCとPCを接続するためのUSBケーブルが正しく接続されていることを確認してください。また、USBポートを変更してみることも有効です。
  • ドライバの再インストール: ドライバのインストールが完了していない場合や、インストールに失敗した場合は、ドライバの再インストールを試みましょう。NVIDIAドライバやALTERAのドライバが正しくインストールされているか確認することが大切です。
  • Quartus Primeの設定: Quartus Primeでの設定が適切であるか、特に「Programmer」ツールが正しいデバイスを選択しているか確認します。

デバイスドライバのインストールに関する問題

「デバイスドライバのインストールウィザードの完了」後に、再度同じウィザードが表示される問題については、ドライバが正しくインストールされていない場合に発生します。この問題は、ドライバが不完全にインストールされているか、Windowsの「署名されていないドライバ」の警告が影響している可能性があります。

対処法としては、まずドライバのアンインストール後、PCを再起動してから再度インストールを試みることが有効です。インストール時には管理者権限で実行することをおすすめします。

他のトラブルシューティング方法

上記の方法で解決しない場合は、以下の追加のトラブルシューティングを試みてください。

  • OSの互換性チェック: 使用しているWindows 11がQuartus Prime Lite EditionおよびDE1-SoCと互換性があるかを確認します。特に、Windowsのアップデート後にドライバが正しく動作しない場合があります。
  • USBポートの設定: PCのUSBポートが正しく設定されているかを確認します。場合によっては、USBポートの電源管理設定を変更することで解決することがあります。
  • 他のPCでのテスト: 可能であれば、別のPCで同じ操作を試み、問題がPC側にあるのかDE1-SoCに問題があるのかを切り分けてみましょう。

まとめ

Quartus Prime Lite EditionでDE1-SoCが認識されない問題は、ドライバの不具合や設定ミスによることが多いですが、適切な手順を踏んで問題を解決できます。まずはハードウェアと接続を確認し、ドライバの再インストールや設定を見直すことが重要です。それでも解決しない場合は、PCの設定や他のPCでのテストも試みると良いでしょう。問題解決には時間がかかることもありますが、冷静に一つ一つ確認していくことが成功への鍵です。

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