CSVファイル内の数値を扱い、各行の合計値を計算し、最終的にその中で最大の合計値を求める方法を紹介します。ここでは、コマンドラインから指定されたテキストファイルを読み込み、合計値を標準出力に表示するPythonプログラムを作成します。
1. プログラムの要件
プログラムは、指定されたCSV形式のファイルを読み込んで、各行の合計値を計算し、最後に最大値を表示します。具体的な要件は以下の通りです。
- 各行の3つの数値を足し算し、その合計を1行ずつ出力する。
- 最後に、全ての合計値の中で最も大きい値を「max:」とともに表示する。
2. CSVファイルの例
以下のような形式のテキストファイルが与えられた場合。
101 592 304 907 218 785 98 348 405 710 619 148 540 364 137
このデータに基づいてプログラムを実行することで、各行の合計値と最大値を求めることができます。
3. Pythonプログラムの作成
以下は、CSVファイルの各行の合計値を計算し、最大値を表示するPythonプログラムの例です。
import sys
def calculate_sums_and_max(file_name):
max_sum = 0
with open(file_name, 'r') as file:
for line in file:
numbers = list(map(int, line.split()))
total = sum(numbers)
print(total)
if total > max_sum:
max_sum = total
print(f'max:{max_sum}')
if __name__ == '__main__':
if len(sys.argv) != 2:
print('Usage: python script.py ')
else:
calculate_sums_and_max(sys.argv[1])
4. プログラムの実行例
上記のプログラムを実行すると、以下のように出力されます。
997 1910 851 1477 1041 max:1910
5. まとめ
このプログラムでは、指定されたCSVファイルを読み込み、各行の合計値を計算して出力し、最後にその中で最も大きい合計値を表示します。Pythonを使うことで、非常にシンプルに目的を達成することができます。


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