Excel 2019で特定の条件に基づいて一意なデータを抽出する方法

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Excel 2019で、条件に基づいて重複しないデータを抽出する方法を解説します。例えば、あるSheetのA列から同じ値が複数回登場する場合に1つのみ抽出し、さらにC列が100以上のデータのみを抜き出したい場合の数式を紹介します。この方法を用いれば、別のSheetに自動的に結果を表示でき、データを手動で整理する手間が省けます。

1. 条件付きデータ抽出の基本

Excelで特定の条件に基づいてデータを抽出するには、基本的に「IF」関数や「UNIQUE」関数を組み合わせると便利です。今回は、A列の値が重複しないように抽出し、C列の値が100以上のデータを抜き出す方法を見ていきます。

2. 数式を使って条件に合うデータを抽出する方法

次の数式をA2セルに入力することで、条件に合ったデータを抽出できます。
=IF(AND(COUNTIF($A$2:A2, A2)=1, C2>=100), A2, “”)

この数式の動作は次のようになっています。

  • 「COUNTIF($A$2:A2, A2)=1」によって、同じ値がA列に複数回現れる場合、最初の1回のみが抽出されます。
  • 「C2>=100」によって、C列が100以上のデータのみが対象となります。

3. 数式をコピーして連続したデータを抽出

A2セルに数式を入力後、そのまま下方向にコピーすることで、抽出したいデータを順に表示することができます。これにより、別のSheetに結果を自動的に表示することができ、手動でのデータ入力を省けます。

4. データを削除しても自動的に更新される仕組み

もし抽出Sheetから古いデータを削除した場合でも、この数式を使っていれば、他のデータに影響を与えることなく、結果が自動的に更新されます。数式は参照しているデータに基づいて動的に計算されるため、手動での更新が不要です。

5. まとめ

Excel 2019で条件に基づいて一意なデータを抽出する方法を紹介しました。数式を使えば、A列の重複データを排除し、C列の値が100以上のデータだけを抽出することができます。これを使うことで、手間なくデータの整理ができ、データ処理がスムーズに行えるようになります。Excelの便利な関数を活用して、効率よく作業を進めましょう。

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