DJI Osmo Pocket 3を使ってログ撮影を行う際、明るい環境下でモニターが見にくく、白飛びを防ぐためにゼブラ表示を活用したいというニーズがあります。しかし、ゼブラの表示方法が分からないと、後から編集で修正を加えるのも難しくなります。この記事では、DJI Osmo Pocket 3でゼブラ表示を設定する方法と、白飛びを防ぐための撮影時のポイントについて解説します。
DJI Osmo Pocket 3でゼブラ表示を設定する方法
DJI Osmo Pocket 3では、ゼブラ表示を有効にすることで、過剰に明るい部分（白飛びする部分）を視覚的に確認できます。ゼブラの設定を行うことで、撮影中に露出を調整しやすくなります。
ゼブラ表示を有効にするためには、以下の手順を試してみてください。
- 設定メニューを開く： Osmo Pocket 3のディスプレイから設定アイコンを選択します。
- 「カメラ設定」選択： 設定メニューの中から「カメラ設定」オプションを選びます。
- ゼブラ設定をオンにする： 「ゼブラ設定」オプションをオンにし、表示する閾値（ゼブラが表示される明るさのしきい値）を設定します。
これで、撮影中に白飛びしそうな部分がゼブラ模様で表示され、露出を調整するのが容易になります。
白飛びを防ぐための撮影時のコツ
炎天下や直射日光下では、Osmo Pocket 3のモニターが見えにくく、白飛びが発生しやすいです。これを防ぐためには、以下の撮影時のコツを試してみてください。
- 露出を手動で調整： 自動露出では明るすぎるシーンで白飛びが起きることがあるため、手動で露出を調整しましょう。露出を少し下げることで、白飛びを防げる場合があります。
- NDフィルターの使用： 直射日光下ではNDフィルター（中立密度フィルター）を使用すると、カメラのセンサーが過剰な光を受けるのを防げます。
- ログ撮影モードを活用： ログ撮影モード（D-Logなど）を使用することで、後から色調整をしやすくなります。これにより、ハイライト部分の情報を保持することができます。
撮影後の補正方法
ゼブラ表示を確認しながら撮影をしても、撮影後に白飛びが発生してしまうことがあります。その場合、LUT（Look-Up Table）を使用して色調整を行うことができますが、LUTを適用する際に元のデータに問題があると修正が難しくなります。
撮影後に白飛びを修正するには、以下の方法が有効です。
- HDRを活用： HDR（ハイダイナミックレンジ）モードを使用して、明るい部分と暗い部分の詳細を保存します。
- ダイナミックレンジを拡張： LUTを使用する際に、ダイナミックレンジを広げることで、後からの修正がしやすくなります。
まとめ
DJI Osmo Pocket 3でゼブラ表示を使用することで、過剰な露出を防ぎ、白飛びを減らすことができます。撮影時にゼブラ表示を活用し、露出やフィルターを調整することで、より良い映像を撮影することが可能になります。また、撮影後の色調整も適切な設定を行うことで改善できるため、これらの技術を組み合わせると、より質の高い映像が得られるでしょう。
コメント