自作機器でインターネット接続、IPアドレスはどうなる？

自分でインターネットに接続できる機器を作成した場合、その機器にも個別のIPアドレスが割り振られるのか、という疑問は多くの人が持つ質問です。この記事では、インターネット接続時にIPアドレスがどのように割り振られるのかについて、基本的なネットワークの仕組みを説明します。

インターネット接続時に必要なもの

インターネットに接続するためには、まずISP（インターネットサービスプロバイダー）から提供されるIPアドレスを使用する必要があります。通常、家庭やオフィスでインターネットを利用する際、ルーターが1つのグローバルIPアドレスを取得し、それを家庭内の複数の端末に割り当てます。

自作機器のインターネット接続とIPアドレス

自作機器でもインターネットに接続する場合、ネットワーク接続に必要な要素として、ネットワークインターフェースカード（NIC）やWi-Fiモジュールなどが必要です。これらを用意し、インターネット接続を行うと、機器にはローカルIPアドレス（プライベートIPアドレス）が割り振られます。プライベートIPアドレスは、家庭内ネットワークや企業内ネットワークでのみ使用され、インターネット上で直接通信することはありません。

グローバルIPアドレスとルーターの役割

自作機器がインターネットに接続される際、その通信はルーターを経由して行われます。ルーターは、複数のデバイスにプライベートIPアドレスを割り当て、それを1つのグローバルIPアドレスに変換する役割を担います。このプロセスは「NAT（ネットワークアドレス変換）」と呼ばれ、家庭内の機器はグローバルIPアドレスではなく、プライベートIPアドレスを使ってインターネットと通信します。

自作機器でもインターネット接続は可能

自作機器であっても、適切にネットワークインターフェースを接続すれば、インターネット接続が可能です。インターネット上で使用されるIPアドレス（グローバルIPアドレス）は、基本的にはISPから提供され、家庭内ではルーターがプライベートIPアドレスを割り当てます。

まとめ

自作機器を使ってインターネットに接続する場合、その機器にはプライベートIPアドレスが割り当てられ、インターネット上で通信する際には、ルーターがグローバルIPアドレスを利用して変換を行います。インターネット接続自体は可能ですが、通信方法やアドレスの扱いについて理解しておくことが重要です。