MacでWordを使っている際に、誤ってファイルを上書き保存してしまった場合、ファイルを元に戻したいと思うことがあります。本記事では、上書き保存後にファイルを復元する方法について、いくつかの手順を紹介します。
1. Time Machineでバックアップから復元する
Macでは、Time Machineを使って過去のバックアップを復元することができます。もしTime Machineで定期的にバックアップを取っていた場合、上書き保存する前の状態に戻すことが可能です。
Time Machineを開き、上書き保存前の日時を選択し、「復元」ボタンをクリックしてファイルを復元します。
2. Wordの自動保存機能を利用する
Microsoft Wordには自動保存機能があり、一定間隔で作業内容を保存しています。もし上書き保存した直後に気づいた場合、この自動保存ファイルを利用してファイルを復元することができる場合があります。
Wordを開き、「ファイル」→「情報」→「管理」→「バージョン履歴」から過去のバージョンを確認し、復元したいバージョンを選ぶことができます。
3. クラウドサービスを確認する
もしファイルをOneDriveやiCloudなどのクラウドサービスに保存している場合、クラウドの履歴機能を使って過去のバージョンを復元できることがあります。
OneDriveやiCloud Driveを使用している場合、それぞれのサービス内で「バージョン履歴」を確認し、必要な時点のバージョンを復元することができます。
4. サードパーティのデータ復元ツールを使う
もしTime Machineや自動保存機能、クラウドサービスのバックアップがない場合、サードパーティ製のデータ復元ツールを試してみる方法もあります。これらのツールは、削除されたり上書きされたファイルの一部を復元できる場合があります。
代表的なデータ復元ツールとしては、Disk DrillやEaseUS Data Recovery Wizardなどがあります。ただし、これらのツールがすべてのファイルを復元できるわけではないため、使用する際には慎重に選んでください。
まとめ
MacでWordのファイルを誤って上書き保存した場合でも、Time Machine、Wordの自動保存、クラウドサービスの履歴機能を活用することで、元のファイルを復元することができる場合があります。また、サードパーティのデータ復元ツールを使用する選択肢もありますが、復元可能なデータには限りがあるため、バックアップの重要性を改めて確認しておきましょう。
コメント