クリップスタジオで背景を透過して保存する方法

クリップスタジオを使用してイラストやデザインを作成する際、背景を透過させて保存する方法について解説します。透過背景は、特にWebデザインやイラストの編集時に重要であり、透明な背景で保存することで他のデザインや背景と重ね合わせることができます。今回はその方法を詳しく紹介します。

1. 透過背景を保存するための準備

まず、クリップスタジオで新しいキャンバスを開く際に、背景レイヤーを透明に設定して作業を始めると、後から透過背景で保存しやすくなります。新規作成時に「背景」を選ばずに、透明な背景に設定します。また、作業途中で透過背景にする場合は、背景レイヤーを非表示にすることが重要です。

作成したイラストが完成したら、まず「背景レイヤー」を非表示にします。レイヤーウィンドウで背景レイヤーを選択し、目のアイコンをクリックして非表示にしましょう。これにより、背景が透過した状態で画像を保存することができます。

画像を透過形式で保存する際には、「PNG形式」や「GIF形式」を選択します。これらの形式は透過情報を保持することができるため、背景が透過したままで保存されます。保存時に「ファイル」メニューから「書き出し」または「別名で保存」を選び、保存形式で「PNG」を選択しましょう。

保存する際、選択した保存形式が透過情報をサポートしていない場合（例えば、JPEG形式で保存した場合）は、背景が白くなってしまいます。そのため、必ず透過背景を維持したい場合はPNG形式で保存することを忘れずに行いましょう。また、保存後に画像を確認し、背景が透明であることを再確認しましょう。

クリップスタジオで背景を透過して保存する方法は、背景レイヤーを非表示にした後、透過対応形式（PNGやGIF）で保存することで簡単に実現できます。この方法を覚えておくと、後でイラストを別の背景に重ねたり、Webサイトやデザインプロジェクトに使用する際に便利です。是非試してみてください。