Excelで指定したセルに連番を自動で表示させる方法を知りたい方へ。本記事では、特にOffice365や2021以降のバージョンで利用できる「SEQUENCE関数」を使った方法を解説します。これにより、手動で数字を入力する手間を省き、作業効率を向上させることができます。
1. SEQUENCE関数を使用する方法
「SEQUENCE関数」は、指定した範囲に自動的に連番を入力できる強力な関数です。例えば、A1セルに「20」と入力した場合、B1からB20までに1から20までの数字を連続して表示させることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- まず、B1セルを選択します。
- 次に、B1セルに次のSEQUENCE関数を入力します:
=SEQUENCE(A1,1,1,1)
この関数は、A1セルに入力された数(例:20)に応じて、1から20までの連番をB1からB20に表示します。最初の「1」は開始値、2番目の「1」は増分、3番目の「1」は行数を意味します。
2. SEQUENCE関数の利用可能なバージョンについて
SEQUENCE関数は、Microsoft Office 365またはExcel 2021以降のバージョンで使用可能です。もし古いバージョンのExcel(例えばExcel 2019)を使用している場合は、この関数は利用できません。しかし、Office365やExcel 2021以上を使用している場合は、この関数を使って簡単に連番を自動入力することができます。
ブラウザ版のOffice365でもSEQUENCE関数は使用可能なので、インターネット環境さえあれば問題なく利用できます。
3. SEQUENCE関数を使わずに連番を手動で作成する方法
もしSEQUENCE関数が使えないバージョンを使用している場合や、別の方法で連番を作成したい場合、手動で連番を作成する方法もあります。例えば、B1セルに「1」と入力し、B2セルに「2」と入力した後、B1とB2セルを選択して、オートフィル機能を使って下方向にドラッグすると、連番が自動で入力されます。
この方法は手間がかかりますが、古いExcelバージョンでも実行できます。
4. 条件付き書式を使って進捗管理をする
進捗管理に連番を活用している場合、連番の入力とともに、色を変えるなどの書式設定を行うことも可能です。例えば、進捗状況に応じてセルの色を変更することができます。これにより、視覚的に進捗がわかりやすくなります。
条件付き書式を使うには、書式を変更したいセルを選択し、「書式」タブから「条件付き書式」を選んでルールを設定します。
5. まとめ
Excelで指定回数分の連番を自動的に入力する方法として、SEQUENCE関数を使う方法が非常に便利です。Office365やExcel 2021以降を使用していれば、この関数を利用することで簡単に連番を自動表示できます。もし古いバージョンを使っている場合は、手動で連番を作成する方法もありますが、できるだけSEQUENCE関数を利用した方が効率的です。


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