p5.jsを使ってゲームやインタラクティブなアプリケーションを開発する際、作成したUI要素(例えばラジオボタン)を動的に表示したり非表示にしたりする必要があります。この記事では、p5.jsで作成したラジオボタンを画面から消去する方法について解説します。
p5.jsでラジオボタンを作成する
p5.jsでは、createRadio()関数を使用してラジオボタンを作成できます。例えば、以下のようにラジオボタンを作成することができます。
let radio = createRadio();
radio.option('Option 1');
radio.option('Option 2');
radio.option('Option 3');
radio.position(10, 10);
このコードでは、ラジオボタンに3つの選択肢を追加し、位置を指定しています。しかし、ユーザーがメニュー画面に移動する際や、設定画面に戻る際にラジオボタンを消去したい場合があります。
ラジオボタンの非表示方法
p5.jsのcreateRadio()で作成したラジオボタンを非表示にする方法として、radio.display(false)を使用する方法が考えられます。しかし、ラジオボタンが非表示にならないことがあるため、正しい方法としてはラジオボタンをremove()メソッドで削除する方法が推奨されます。
radio.remove();
このコードを使用することで、画面からラジオボタンを完全に削除することができます。もし、ラジオボタンを非表示にしたいだけで削除はしたくない場合は、CSSのdisplayプロパティを使用して非表示にすることもできますが、p5.jsではremove()メソッドを使う方法がより確実です。
ゲーム画面と設定画面の遷移
ゲーム画面と設定画面の遷移を行う場合、p5.jsでは状態管理を行うためにフラグを使用することが一般的です。設定画面に遷移した際にラジオボタンを作成し、ゲーム画面に戻る際にはremove()を使ってラジオボタンを削除することで、UIの状態を適切に管理することができます。
let inSettings = false;
function draw() {
if (inSettings) {
// 設定画面を表示
radio.show();
} else {
// ゲーム画面を表示
radio.remove();
}
}
この方法で、画面遷移時にラジオボタンを動的に管理できます。
まとめ
p5.jsで作成したラジオボタンを画面から削除するには、remove()メソッドを使用するのが最も効果的な方法です。display(false)を使う場合もありますが、確実に削除したい場合はremove()を使用しましょう。また、ゲーム画面と設定画面の遷移時には、適切にUIを管理するために状態を管理するフラグを利用すると良いです。

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