VirtualBox 7.2でLinuxへのSSH接続を行うためにポートフォワーディングを設定する方法について解説します。
1. VirtualBox 7.2でのポートフォワーディング設定の変更点
VirtualBox 7.2では、前のバージョンの「高度」ボタンがなくなり、ポートフォワーディング設定の場所が変更されました。これにより、設定方法に少し戸惑うことがあるかもしれませんが、新しい設定方法は非常に簡単で直感的です。
2. VirtualBox 7.2でのポートフォワーディング設定手順
まず、VirtualBoxで対象の仮想マシンを選択し、設定メニューに進みます。その後、「ネットワーク」タブを選択し、右側の「アダプター1」などのネットワークアダプター設定を開きます。次に、以下の手順でポートフォワーディングの設定を行います。
- 「アダプター1」タブで、「NAT」を選択。
- 「NAT」オプションを選択すると、「ポートフォワーディング」ボタンが表示されるので、それをクリック。
- ポートフォワーディングの設定画面が開きます。ここで、ホストのポート番号とゲストのポート番号を設定します。
- 例えば、SSH接続用にホストポート22、ゲストポート22を設定します。
3. ポートフォワーディングの設定例
例えば、LinuxのSSHに接続するために、ホスト側でポート22を開放し、ゲスト側の仮想マシンにポート22を割り当てます。具体的には、以下のように設定します。
| 名前 | プロトコル | ホストポート | ゲストポート |
|---|---|---|---|
| SSH | TCP | 22 | 22 |
4. SSH接続の確認
設定が完了したら、ホストOSのターミナルから仮想マシンにSSHで接続します。例えば、ホストOSから以下のコマンドで仮想マシンにSSH接続します。
ssh user@localhost -p 22
ここで「user」は仮想マシンのユーザー名で、「localhost」はホスト名またはIPアドレスです。
5. まとめ
VirtualBox 7.2でのポートフォワーディング設定方法は、以前のバージョンとは異なりますが、設定画面は非常に簡単にアクセスでき、SSH接続の設定も問題なく行えます。この手順を踏むことで、仮想マシンに簡単に接続できるようになります。


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