Word 2019を使用しているとき、図形やテキストボックスを移動させていると勝手にページがワープしてしまうという問題が発生することがあります。この現象は非常に煩わしく、特に配置に細かい調整をしたい場合には大きなストレスになります。本記事では、この問題を解決する方法について説明します。
ワープする問題の原因
図形やテキストボックスが移動する際にページがワープしてしまうのは、主に「テキストの折り返し設定」と「配置方法」の問題です。特に、図形やテキストボックスの配置が「インライン」となっている場合、Wordはそれをテキストと同様に扱うため、移動や配置が予期しない結果を招くことがあります。
この設定が原因で、図形が動かすたびにページ内で急に位置が変わることがあります。テキストボックスが横に移動するだけでページがワープする現象も、この設定に関係しています。
ワープを防ぐための設定方法
この問題を解決するには、図形やテキストボックスの「配置」や「テキストの折り返し」の設定を調整する必要があります。以下の手順で設定を変更して、ワープを防止することができます。
1. テキストボックスの配置を「インライン」から「前面」に変更する
「インライン」とは、テキストと同じように図形やテキストボックスが配置される状態です。これを変更することで、自由に移動できるようになります。
- テキストボックスを右クリックし、「図形の書式設定」を選択します。
- 「テキストの折り返し」タブを開き、「前面」を選択します。
- これで、テキストボックスはテキストから独立して自由に配置できるようになります。
これにより、テキストボックスがページの他のコンテンツに影響を与えず、配置を自由に調整できるようになります。
2. テキストの折り返しを「固定」に設定する
テキストボックスや図形が移動する際に周囲のテキストとの関係が変わることがあります。これを防ぐためには、テキストの折り返し設定を「固定」にするのが有効です。
- テキストボックスを選択し、右クリックで「図形の書式設定」を選びます。
- 「テキストの折り返し」オプションで、「固定」を選択します。
これにより、テキストボックスが他の要素に影響を与えることなく、所定の位置にしっかりと配置されるようになります。
設定後の動作確認
これらの設定を適用した後、図形やテキストボックスを移動させてみてください。ワープの現象が解消され、よりスムーズに移動できるようになるはずです。もし依然として問題が解決しない場合は、配置や折り返し設定を再度見直し、他のオプションも試してみてください。
まとめ
Word 2019で図形やテキストボックスの移動時に発生するページワープの問題は、主に「配置」や「テキストの折り返し」設定に起因するものです。これらの設定を「前面」や「固定」に変更することで、図形やテキストボックスをより自由に配置でき、ワープの問題を防ぐことができます。設定後、再度動作を確認して、快適に作業できるようにしましょう。
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