Excelで日付と曜日をオートフィル機能を使って入力し、そのシートをTeamsで共有した際に、スマートフォンで表示された日付が番号表示になってしまう問題について解説します。この問題を解決するための方法と、スマホでもカレンダーのように日付を表示させる方法を紹介します。
Excelで日付と曜日をオートフィルで作成する
Excelでは、日付と曜日を簡単にオートフィル機能を使って入力できます。例えば、最初の日付と曜日を入力し、セルの右下角にカーソルを合わせてドラッグすると、連続した日付と曜日が自動的に入力されます。しかし、スマホで表示されたときに、日付が数字(シリアル番号)で表示されることがあります。
この現象は、Excelの内部的な処理によるものです。Excelは、日付をシリアル値として保存しています。シリアル値は日付を数値化したもので、1が1900年1月1日、2が1900年1月2日という風に、日数を基にした番号で表現されています。これがスマホで表示されるときに、日付がシリアル番号として表示される原因です。
スマホで日付をカレンダーのように表示する方法
スマートフォンでカレンダー形式で日付を表示させるためには、Excelの「セルの書式設定」を変更する必要があります。以下の手順で書式設定を行い、日付が正しくカレンダー形式で表示されるようにします。
- Excelシートを開き、日付が入力されているセルを選択します。
- 右クリックして「セルの書式設定」を選択します。
- 「表示形式」タブから「日付」を選び、希望する日付形式を選択します。
- 適用をクリックして、日付がカレンダー形式で表示されることを確認します。
これにより、スマホでも正しく日付がカレンダー形式で表示されるようになります。
TeamsでExcelファイルを共有した場合の表示問題
TeamsでExcelファイルを共有する際、スマートフォンで開いた場合に表示が崩れることがあります。これは、Teamsアプリの表示方式に依存している場合があります。特に、Excelファイルがクラウドに保存されている場合や、モバイルアプリで開いた場合、デスクトップ版のExcelと異なる表示がされることがあります。
この問題を防ぐために、Teamsで共有する前に、ExcelファイルをPDFに変換して共有することも一つの方法です。PDF形式にすることで、どのデバイスでも同じ表示がされるため、見た目に関する問題を避けることができます。
まとめ
Excelで日付と曜日をオートフィルで作成し、スマホでもカレンダー形式で表示するためには、セルの書式設定を変更する必要があります。日付がシリアル番号として表示される問題は、表示形式を適切に設定することで解決できます。また、TeamsでExcelファイルを共有する際は、スマートフォンでの表示に注意し、PDF形式で共有する方法も考慮しましょう。


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