Excelで発注日から営業日を計算し、入荷日を自動的に表示する方法について解説します。特に、土日や祝日、会社休業日を除いた営業日を考慮し、金曜日の場合は土曜日に入荷するケースに対応する方法を紹介します。
発注日から入荷日を計算する目的
発注日と営業日を入力し、指定された営業日後に入荷日を自動で計算したい場合、Excelの条件付き関数(例えばWORKDAY関数やIF関数)を使用することが一般的です。営業日を数える際には、土日や祝日、会社の休業日を除外する必要があります。
WORKDAY関数の使用方法と問題点
WORKDAY関数は、指定した営業日数後の営業日を返す関数です。しかし、WORKDAY関数を使うと土曜日が営業日にカウントされるため、質問のケースでは誤った結果が表示されてしまいます。特に、金曜日の前日が入荷日前日である場合、土曜日に入荷するように計算を修正する必要があります。
解決策:WORKDAY.INTLとIF関数の活用
土日や祝日を除外した上で、金曜日の前日が入荷日前日の場合に土曜日を入荷日としてカウントする方法として、「WORKDAY.INTL」と「IF関数」を組み合わせて使用します。以下の数式を使用することで、条件に合った入荷日を計算できます。
=IF(WEEKDAY(WORKDAY.INTL(発注日, 営業日数, "0000011"), 2)=5, WORKDAY.INTL(発注日, 営業日数+1, "0000011"), WORKDAY.INTL(発注日, 営業日数, "0000011"))
実際の使用例
例えば、発注日が8/15で3営業日後の入荷日を求める場合、上記の数式を適用すると、入荷日が8/20(水曜日)となり、6営業日後は8/23(土曜日)、7営業日後は8/26(火曜日)として正しい入荷日を計算できます。
まとめ
WORKDAY関数やWORKDAY.INTL関数を使用して営業日を考慮した入荷日計算を行う際には、特に金曜日を考慮するためにIF関数を組み合わせる必要があります。この方法を用いれば、営業日後に正しい入荷日を自動的に計算することができます。


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