Blenderのベベルモディファイアーを使ってオブジェクトのエッジを滑らかにしたい場合、セグメント数やシェイプの設定が重要です。特に、ベベルを適用した際に思うように滑らかにならない場合があります。この記事では、ベベルがうまく適用されない原因とその解決策について解説します。
ベベルモディファイアーの基本設定
まず、ベベルモディファイアーを使用する際の基本設定を確認しましょう。ベベルモディファイアーはエッジを滑らかにするためのツールで、セグメント数やシェイプによってその効果が大きく変わります。
セグメント数を5に設定した場合、エッジがより滑らかに表示されるはずですが、シェイプの設定やオブジェクトの形状によっては、滑らかさがうまく適用されないことがあります。
シェイプの設定が効果を決める
質問者が試した「シェイプを0.5にする」という設定ですが、この値が原因でうまくいかなかった可能性があります。ベベルモディファイアーのシェイプは、0から1の範囲で設定できます。この値が1に近づくほど、エッジがより丸みを帯びて滑らかになります。
シェイプを0.5にすると、エッジが直線的で滑らかさが不足する場合があるため、0.7〜1.0に設定して試してみると改善されることがあります。
セグメント数とエッジの対応
セグメント数を5に設定した場合、エッジの滑らかさが足りないと感じる場合、セグメント数をさらに増やすことを検討します。セグメント数が少ないと、ベベル処理が荒く見えることがあります。特に細かいエッジを滑らかにしたい場合は、セグメント数を8以上に設定するとより滑らかに仕上がることが多いです。
また、ベベルモディファイアーを適用した後、エッジが滑らかになるように「エッジスムーズ」オプションを有効にすることも有効です。これにより、より滑らかなカーブを実現できます。
その他の設定を確認する
ベベルモディファイアーがうまくいかない場合、他の設定が影響していることもあります。特に、「シェイプ」と「セグメント数」に加えて、オブジェクトのジオメトリ(メッシュの構造)やスムージンググループの設定も影響を与えることがあります。
- スムージンググループ: メッシュのスムージングを有効にすると、ベベルの効果がより滑らかになります。
- ノーマルの調整: メッシュのノーマルが正しく設定されていないと、ベベルがうまく適用されないことがあります。正しいノーマルを確認してみましょう。
まとめ
Blenderでベベルモディファイアーを使ってエッジを滑らかにするためには、シェイプ、セグメント数、そしてオブジェクトのジオメトリに注意を払うことが重要です。シェイプを0.5に設定するだけでは滑らかさが不十分な場合があるため、シェイプを0.7〜1.0に設定し、セグメント数を増やすことでより滑らかなエッジを実現できます。また、エッジスムーズやスムージンググループなどの設定も活用すると効果的です。


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