Excelで時刻を扱う場合、通常24時間を超えた時間を足すのは難しいと感じるかもしれません。しかし、正しい方法で時間を計算すれば、24時間を超える時間を扱うことができます。このガイドでは、時間の合計を計算するための方法を紹介します。
時間の足し方と時刻の違い
まず、Excelでは「時刻」と「時間」という二つの異なる概念があります。時刻は、特定の時間(例: 12:00 PM)を指し、時間はその経過した時間(例: 5時間)を指します。時刻は24時間を超えると、再び0に戻ってしまいますが、時間はそのまま加算されます。
時間の合計を計算する方法
Excelで24時間を超える時間を足すには、時刻として計算するのではなく、「時間」として計算します。以下の方法で合計時間を計算できます。
- セルに「時間」として入力(例: 5, 10, 15など)。
- 時間を足すセルを選択し、SUM関数を使って合計します(例: =SUM(A1:A5))。
- セルの書式設定を「[h]:mm」に変更します。これにより、24時間を超える時間も適切に表示されます。
具体例: 24時間を超える時間を合計する
例えば、次のような時間があった場合。
| 時間 | 合計時間 |
|---|---|
| 10 | 10:00 |
| 15 | 15:00 |
| 25 | 25:00 |
これをExcelに入力し、セルの書式設定を「[h]:mm」に設定することで、合計時間は「50:00」となります。
注意点とまとめ
「[h]:mm」という書式設定を使うことで、24時間を超える時間も簡単に合計できます。Excelで時間を扱う際は、時刻と時間を正しく使い分けることが重要です。正しい方法で時間を足して、データを効率的に管理しましょう。


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