Unreal Engine 5 (UE5) でゲーム制作を始める際、Cドライブにプロジェクトを作成してアセットを追加していくと、Cドライブの容量が圧迫されてしまうことがあります。このような場合、UE5本体はCドライブに残しつつ、アセットやプロジェクトのデータを安全にDドライブに移動する方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事では、その方法について詳しく解説します。
1. UE5でアセットをDドライブに移動する方法
まず、Cドライブが圧迫される原因となるのは、プロジェクトファイルやアセットがCドライブに保存されていることです。これらをDドライブに移動することで、Cドライブの容量を空けることができます。
1つ目の方法として、UE5の「プロジェクト設定」から、プロジェクトファイルの保存先をDドライブに変更することができます。この設定により、今後新たに追加するアセットやデータはDドライブに保存されます。
2. アセットを手動で移動する方法
次に、既存のアセットを手動でDドライブに移動する方法です。アセットファイルがCドライブに保存されている場合、これらのファイルをDドライブに移動し、UE5内でそのパスを更新する必要があります。具体的には、アセットが格納されているフォルダをDドライブに移動し、UE5内でその新しい場所を参照するように設定します。
この方法で移動したアセットは、Dドライブに保存され、今後の容量の問題を解消できます。
3. プロジェクトの設定変更
UE5プロジェクトをDドライブに移動したい場合、プロジェクトフォルダ自体をDドライブにコピーし、プロジェクト設定を更新することが重要です。これにより、全体のプロジェクトデータがDドライブに移行されます。
プロジェクトを移動する際は、UE5を一度閉じてから行い、プロジェクトを開く際に新しい保存先を選択することで、スムーズに移行することができます。
4. 追加の対策として、シンボリックリンクの使用
シンボリックリンク(シンリンク)は、特定のフォルダを他の場所にリンクさせる方法です。これを利用すると、CドライブにあるデータをDドライブに移動し、Cドライブ内に仮想的なフォルダを作成することができます。
シンボリックリンクを使うことで、Cドライブに残したいデータのアクセスはそのままで、容量をDドライブに移動することができます。これにより、ディスク容量の管理がさらに効率的になります。
5. 最後に、定期的なバックアップの重要性
アセットやプロジェクトを移動する際には、必ずバックアップを取ることが重要です。移動中にファイルが壊れることを避けるため、作業前にバックアップを取っておくと安心です。
バックアップを取ることで、万が一のデータ損失を防ぐことができます。特に大きなプロジェクトや重要なアセットの場合は、バックアップを複数回行っておくことをお勧めします。
まとめ
Unreal Engine 5でCドライブの容量を圧迫しないためには、アセットやプロジェクトファイルをDドライブに移動する方法が有効です。プロジェクト設定を変更する方法、手動でアセットを移動する方法、シンボリックリンクを活用する方法など、いくつかの選択肢があります。移動作業を行う際には、必ずバックアップを取ることを忘れないようにしましょう。
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