Excelでマクロを開こうとした際に、「Microsoft Visual Basic 実行時エラー ’75’ パス名が無効です」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、主にマクロ内で指定されたファイルパスが正しくないか、アクセスできない場合に発生します。この記事では、この問題の解決方法と、データを正しくPCに持ち込む方法について解説します。
実行時エラー ’75’ の原因
エラー ’75’ は、主に以下の原因で発生します。
- ファイルパスが誤っている
- 指定したフォルダーやファイルにアクセス権限がない
- ネットワークドライブや外部デバイスに依存しているが、それらが接続されていない
これらの原因により、Excelのマクロが正しくファイルにアクセスできなくなり、エラーが発生します。
解決方法
エラーを解決するために試すべき手順を以下に示します。
1. ファイルパスを確認する
マクロが参照しているファイルパスが正しいことを確認してください。ファイルの場所や名前が変更されていないか、パスが完全であるかをチェックします。また、パスにスペースや特殊文字が含まれている場合、問題が発生することがありますので、その点も確認してください。
2. アクセス権限を確認する
マクロが参照しているフォルダやファイルに対するアクセス権限があるか確認します。ファイルを開いたり、編集したりする権限がない場合、エラーが発生することがあります。必要に応じて、フォルダやファイルのプロパティを確認して、アクセス権を設定してください。
3. ネットワークドライブや外部デバイスを確認する
ファイルがネットワークドライブや外部デバイスに保存されている場合、接続が確認できていることを確認してください。接続が不安定だったり、デバイスが取り外されていると、マクロはファイルを読み込むことができません。
PCにデータを持ち込む方法
もし、エクセルのデータやマクロファイルを他のPCに持ち込んで使用する必要がある場合、以下の方法を試してみてください。
1. クラウドストレージを使用する
ファイルをOneDriveやGoogle Drive、Dropboxなどのクラウドサービスにアップロードすることで、複数のPC間で簡単にデータを共有できます。これにより、ファイルパスの問題も回避できます。
2. USBメモリや外付けハードドライブを使用する
外部デバイスを使用してファイルを物理的に移動する方法もあります。USBメモリや外付けハードドライブにエクセルファイルをコピーして、目的のPCに持ち込んで開くことができます。
まとめ
「Microsoft Visual Basic 実行時エラー ’75’」は、ファイルパスやアクセス権限に関する問題が原因で発生します。ファイルパスやアクセス権限、外部デバイスの接続状態を確認することで、エラーを解決できる場合があります。また、データの持ち込み方法としては、クラウドストレージや外部デバイスを使用することが効果的です。これらの対処法を試して、問題を解決してください。
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