Googleスプレッドシートで数列を作成する際、特定の条件に基づいて値を除外する方法は非常に便利です。例えば、=sequence(100,1,50,1) の数式を使用して50から順に値を抽出している場合、下1桁が4の数を除外したい場合にはどのように数式を変更すれば良いのでしょうか?この記事ではその方法について解説します。
数式で条件を追加する方法
Googleスプレッドシートで特定の条件を満たす値を除外する場合、フィルター関数や条件式を活用することができます。具体的には、SEQUENCE関数で生成された数値に対して、下1桁が4である数を除外するために、`MOD`関数を利用します。
数式を次のように変更することで、下1桁が4の数を除外することができます。
=FILTER(SEQUENCE(100,1,50,1), MOD(SEQUENCE(100,1,50,1), 10) <> 4)
数式の解説
上記の数式では、まずSEQUENCE関数で1から50までの数を生成します。次に、MOD関数を使用して各数値の下1桁を取得し、それが4でない場合のみその数を表示するように`FILTER`関数で制限をかけています。
`MOD(SEQUENCE(100,1,50,1), 10)` は、生成された数列に対して、10で割った余りを求めます。この余りが4の場合は除外され、それ以外の数値が結果として表示されます。
より複雑な条件を追加する場合
さらに複雑な条件を加える場合、`FILTER`関数内で複数の条件を組み合わせることも可能です。例えば、下1桁が4の数に加えて、他の条件(例えば偶数のみを表示したいなど)を設定することができます。
以下の例では、下1桁が4の数を除外し、かつ偶数のみを表示する方法を示します。
=FILTER(SEQUENCE(100,1,50,1), MOD(SEQUENCE(100,1,50,1), 10) <> 4, MOD(SEQUENCE(100,1,50,1), 2) = 0)
他の応用例:特定の数値範囲で除外する方法
条件に合わせて、数値範囲を設定して除外する方法もあります。例えば、1から50の数の中で下1桁が4の数を除外しつつ、10以上30以下の数値を表示する場合、次のように数式を変更します。
=FILTER(SEQUENCE(100,1,50,1), MOD(SEQUENCE(100,1,50,1), 10) <> 4, SEQUENCE(100,1,50,1) >= 10, SEQUENCE(100,1,50,1) <= 30)
まとめ
Googleスプレッドシートで、特定の条件に基づいて数列をフィルタリングする方法は非常に多様です。`SEQUENCE`関数と`MOD`関数を組み合わせることで、簡単に下1桁が4の数を除外することができます。また、条件を追加することでさらに複雑な数式を作成することが可能です。これらの技術を活用して、効率的なデータ処理を行いましょう。
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